
その時、プロバイダの窓口で私の隣に座っていたご主人様が、壁のポスターを見つけたのでした。「無線LANルーターのレンタル、月額100円」
近頃、家で過ごすことの多いご主人様は、自分の部屋で動画を見ると、ちょいちょい画像が止まると言いだしたのです。我が家までは100Mの光回線がきているのですが、そこから先のWi-Fiで速度が出ない可能性もあります。もちろん、Wi-Fiではなく光の段階でのボトルネックの可能性もあります。答えは新しいルーターに交換してみなければわからないのですが、幸い買い取りではなくレンタルです。不都合ならその時点で返却すればいい。そんなわけで、月額の支払金額はプラスマイナスゼロ。毎月100円ずつ安くなるはずだったのになぁ。
その夜は工事屋さんになった私。近頃はルーター設定のお引越しも簡単にできるのですね。SSIDもパスワードも引き継げる。PCのみならず、スマホからテレビからタブレットに至るまで、フタケタになる端末側の設定を一切変更する必要がありません。改めて。いつのまにか我が家に増えた端末の多さを思います。
しかして、ルーターの新調で、我が家のWi-Fiは速くなったのか。私のスマホでニュースを見ても次のページの表示が速くなりました。
めでたし、めでたし。
でも肝心のご主人様はあまり変化ないらしい。端末側の能力を越えることはできませんからね。
ところで、いつもこのブログで、記事を書くのは人様に見てもらうためではない、自分で振り返るためだと記しているのですが、まさにそんなことがありました。
これを書きながら、我が家に「光」がいつやってきたのだろうという疑問を持ちました。このブログを探してみたら2011年2月に、「ネット環境」と題した記事に書いていました。
ということは、そのとき買ったBUFFALOの無線LANルーターも9年以上使っていたことになる。その時の性能は…そして新しいルーターは…。調べてみましたが、802.11のbだのgだのって、規格ですから9年前も今も変わっていないのです。つまりスペック上では同じ。しかし、明らかに実際の速度は進化しています。
古いものを大切に大切に使うというのは、殊この世界には合わないですね。
この記事の最後にこう記しています。「10年後にこのブログでどんな記事を私は書くのでしょう。」
2011年のきすけぐみさんへ。9年後にこんな記事を書きましたよ。
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