「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

2024米大統領選が終わって思うこと(ペロシの裏切り)<2024・11・07

2025-01-11 03:06:41 | アメリカ合衆国

産経新聞
2024・08・15
『「非情だ」バイデン氏、民主党重鎮に不満 (大統領候補)撤退へ圧力のペロシ氏やオバマ氏にいらだちか』

この記事を読んで改めて民主党の非道を思い出しました。
バイデン氏撤退の声が起きたのは、テレビ討論会でトランプにバイデンさんが完敗したように見えたことが、直接の原因です。

その直後から、民主党の幹部たちは民主党系の新聞やテレビを使って「バイデン撤退論」を大々的にキャンペーンし始めました。
いい加減煽り立てたところで、次は民主党の下院議員や上院議員がバイデンさんを支持しないことを表明し始めました。
最後にバイデンさんに鈴を付けに行ったのが、ペロシでありオバマです。

そして代わりの候補として担ぎ出されたのが、副大統領のハリスです。
これも民主党内有力者の密室の談合で決められました。本来、その意思決定に参加する権利のある民主党員は、意思決定から締め出されました。

バイデンさんが民主党大統領候補になったのは、正式な党内予備選を勝ち抜いた結果です。
正式な大統領候補を民主党は、党内クーデターとしか言いようのない不法な手段で強制的に引きずりおろしました。

唖然としませんか❓
「民主主義を守る!」
と常日頃から声高に主張している民主党が、自分たちのことについては「アッサリ」と民主主義の原則を無視して、踏みにじりました。
「民主主義を守る!」と言うのは単なるスローガンであり、大して民主党自身が気にしていないことを証明しました。

バイデンさんが撤退表明した時点で、民主党の党内規則で次の大統領候補を選ぶのは時間的に不可能です。
そうであるなら大統領選に勝とうと負けようと、バイデンさんを立てて戦うしかなかったはずです。

そして代わりの大統領候補になった、ハリス氏です。
はっきり言って国政レベルの政治家ではないし、大統領候補に必要な外交や国際政治の経験もありません。
バイデンさんが党内の左派対策として採用した副大統領です。
アメリカ大統領に必要な経験も資質もありません。
バイデンさんのおかげで副大統領になりました。
バイデンさんを見捨てて、自分が大統領候補になるのは「裏切り」以外の何物でもありません。

最後は、バイデンさんが副大統領時代も含めて下院議長として、あるいは下院院内総務として長い付き合いのあるペロシ氏の「裏切り」です。
その意味では「オバマ氏」もバイデンさんを裏切りました。

まだ現職の下院議員であるペロシ氏の裏切りが、バイデンさんには許せなかったようです。

産経新聞
2024・11・07
『トランプ氏の”政敵”ペロシ元議長、ハリス氏の敗北演説で沈鬱な表情 本人は20回目当選』

バイデン氏を裏切り、ハリスを大統領候補にして戦いましたが、ハリスは一方的な大差で敗北。
上院選も現時点で3議席を失って敗北。
下院選も改選前程度の議席で、敗北しそうです。

ペロシが例え負けそうでもバイデンさんを支えていれば、上院選と下院選は、もう少しマシな結果があったかもしれません。

何より支持率です。
トランプ支持50・8%
ハリス支持47・5%

バイデンさんであれば、負けてもここまで差はなかったと思います。
民主主義を放棄した民主党が、「民主主義」に負けたような感があります。

バイデンさんを支持したのは、多くの民主党員です。
ハリスを担ぎ出したのは、民主党の有力者の談合です。
確かに物価高騰と生活苦の影響は大きかったです。
しかし、個人的には他にも理由があるような気がします。
大統領選の最中に党内抗争をやっているようでは、選挙に勝つ資格はありませんね❓

CNN
2024.11.07
『サンダース氏、米民主党の大統領選敗北に驚きなし 「労働者階級見捨てた」と批判』


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