航空万能論のコメント欄を読んでいたら、おもしろいことが書いてありました。2020年大統領選挙についてです。
言われてみると、そのような視点から見たことがなかったので、色々な観察の仕方があるのだな・と思いました。
それは、2020年米大統領選のバイデン氏への投票数です。
ざっと概略を書きます。
2016年米大統領選挙については、BBCの記事が簡単にまとめられて分かりやすいと思います。
2016年12月12日
【米大統領選2016】敗れたクリントン氏の得票数、オバマ氏を除き史上最多か】
※この記事では、この選挙でアメリカの有権者数が初めて2億人を超えたと書かれています。
そして微妙なのは、アメリカの場合有権者登録をした有権者に投票資格が生まれます。有権者登録をしない人には投票資格がありません。
有権者がその選挙の都度、有権者登録することが必要です。そして有権者登録するしないは、選挙によってかなりの違いがあるようです。大統領選と中間選挙では700万人くらい増えたり減ったりしています。
※ここに不正をしようと思えば出来る余地があります。
今回の選挙でも投票権がそもそも無い住民が有権者登録をしていたり、同じ筆跡の有権者登録が多数発見されている例もあります。
選挙事務所の方で操作しようと思えば、比較的簡単に出来てしまうようです。
※ここ最近の米大統領選の共和党と民主党の得票率と得票数です。人数の単位は万人、万人以下切り捨て。
民主党
2004年5924(48・28%)
2008年6949(52・93%)
2012年6591(51・06%)
2016年6585(48・02%)
2020年8128(51・31%)
2024年6789(47・5%)
共和党
2004年6208(50・74%)
2008年5998(45・64%)
2012年6093(47・20%)
2016年6298(45・93%)
2020年7424(46・85%)
2024年7260(50・8%)
こうして見るとトランプの何が成功したのか分かります。
低所得の主に白人有権者に投票を呼びかけ、投票所に行くように説得して、多くのこれまで投票しなかった有権者がトランプに投票していることが見えます。
つまり、ここ2回トランプは共和党支持票を従来の固定票に約1000万票、上乗せすることに成功しています。
この増えた分が、トランプの「岩盤」と言われる支持層です。
民主党の方は、2020年8128万票を獲得しています。
大雑把に前回の得票数に1500万票上乗せしています。
トランプの方は、どこから票を掘り起こしたかはっきり分かります。
バイデンさんは、どこから1500万票もかき集めたのか、普通に疑問でしょう❓
これが、トランプが「選挙が盗まれた」と言う根拠です。
急に民主党票が1500万票増えたからトランプは「選挙が盗まれた」と主張して、問題を全米的な大問題にしました。
これだけ騒がれて世間の注目が集まれば、そう不正は出来ません。
発見されて通報される例が、今回は出てきています。
票の不正操作に対する監視は、前回2020年の大統領選挙の時とは比較にならない程、厳しくなっていると思います。
トランプは2020年大統領選の時は、支持者に郵便投票や期日前投票をしないように呼びかけました。不正操作を疑っていたからでしょう。投票所で投票した方が、不正をしにくいと考えたのだろうと思います。
今回は、期日前投票を呼び掛けています。
票をなくすような不正は出来ないと判断したのでしょうね。
そして有権者登録に関する不正が結構、告発されていますから大丈夫だろうと判断したのだろうと思います。
こうして考えてくると、トランプが「選挙は盗まれた」と言う理由が分かると思います。
2020年大統領選でバイデンさんが、どこかからかき集めた票が本当にあるのなら、ハリス氏にもそれが入るはずです。
しかし、現在時点ではハリス氏の獲得投票数は、大体過去に民主党が獲得してきた票数に合致しています。
では、2020年バイデンさんは、どこから1500万票もかき集めてきたのか❓
「バイデンさんが、特別に物凄く!人気がありました!」
こういう説明はダメです。
皆さんも考えてみて下さい。
1500万票、仮に胡麻化していたとしたら❓