「北の山・じろう」時事日記

内容は主に海外時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

(アメリカ)連邦議会襲撃事件。特別検察官の捜査のゆくえ<2023・04

2023-04-30 14:31:53 | アメリカ合衆国

ペンス前副大統領、連邦大陪審で証言 トランプ氏や議会襲撃の捜査
2023.04.28 Fri posted at 09:52 JST
https://www.cnn.co.jp/usa/35203200.html

「ペンス前米副大統領は27日、2021年の議会襲撃を巡ってトランプ前大統領を捜査する特別検察官の召喚状に従い、ワシントンの連邦大陪審で証言した。米主要メディアが伝えた。証言によって捜査が進展する可能性もあり・・」

5時間以上に及ぶ証言であったようです。


「トランプ氏、暴徒を非難するよう求める側近らを無視=議会襲撃事件の公聴会」
2022年7月22日
https://www.bbc.com/japanese/62261933
『米議会襲撃、トランプ氏が「ツイートで扇動」 下院調査委で証言』
2022年7月13日
https://www.bbc.com/japanese/62145575
米極右指導者に有罪評決 議会襲撃事件の扇動共謀罪で
2022年11月30日
https://www.bbc.com/japanese/63791574

☆トランプ氏が問われている罪は、三つあります。
①大統領選挙の結果を不法に覆そうとしたこと。
②機密文書を自宅に持ち出してアメリカ政府に返還しなかったこと。
③最後が、一番重大な疑いで議会襲撃事件を扇動したこと。
この三つです。三番目の疑いが一番重罪です。

「トランプ氏捜査に特別検察官を任命、米司法省」
2022年11月19日
https://www.bbc.com/japanese/63686276

このような経緯があり、去年の11月に特別検察官が任命されました。特別検察官は、司法省からも独立しており独自の判断で捜査し証拠を調べ、あるいは集めて最終的に起訴するかどうか判断します。

現在、NY州地方裁判所では全く別の民事訴訟が複数進行中です。
「トランプ氏、民事訴訟の証言録取行う 自身のビジネス帝国の命運懸かる重要裁判」
2023.04.14 Fri posted at 11:30 JST
https://www.cnn.co.jp/usa/35202612.html

特別検察官が捜査中の案件は、NY地裁の進行中の民事訴訟とは、全く関係がありません。特別検察官が捜査中の案件は、刑事事件に関するものです。一番重い罪に該当するのは、内乱を扇動した疑いです。

この捜査は、まだ捜査段階であり起訴されるか不起訴かも現段階では、不明です。すべての捜査が終了した段階で特別検察官が判断します。

やがては、その判断が下されるはずです。一般的に言うならば、そもそも起訴に持ち込めるだけの証拠が最初からなければ特別検察官の任命もないと思います。主にFBIの捜査官が事前に捜査したうえで、特別検察官を任命したはずです。



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