「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

何やら怪しいロシア軍の情報封鎖(大規模攻勢の前触れか❓)<2024・12・04

2025-01-11 17:17:22 | 中立の視点で見るウクライナ紛争

今日、久しぶりにスプートニク日本を見たら奇妙なことに気が付きました。
ロシア国防省が11月21日を最後に、戦況報告をしていないようです。この後、更新がありません。
ロシアの有力軍事ブロガーRYBARも、最近戦況図の更新が少ない・と航空万能論の管理人が、こぼしていました。

どうやらロシア軍がウクライナ紛争に関しての情報封鎖をしている気配があります。
ロシア軍は順調に進撃していますから、特段情報封鎖する理由はありません。
しかし、軍事ブロガーまで封鎖命令が行っているようですから、かなり厳重です。

それは、何のためか❓
普通に考えるならロシア軍の移動や行動を隠すためだと思われます。

何かそれが必要とされる兆候があるのか❓
航空万能論
2024・11・15
『ザポリージャ方面で戦うウクライナ人、ロシア軍が何か重大なことを準備中』

トクマク~オリヒウ(オレホボ)方面でロシア軍が大規模な部隊を集結しているというウクライナ側の情報があります。それは、当然この方面でロシア軍が大規模攻勢に出ると言うことです。

仮に私が考えた通りロシア軍が情報封鎖しているとすると、この時期と重なります。
最近は南ドネツク以外の戦場では、ロシア軍の活動は控えめです。大きな動きは、見えません。

ウクライナ軍の方も当然、ロシア軍の攻撃開始を予期して準備しています。D-dayの予想は、直近では12月5日です。しかし、この予想は今のところ外れ続けています。
来るぞ!来るぞ!と言いながら、まだロシア軍は行動を開始していません。

しかし、ロシア国防省の戦果報告が11月21日を最後に中断しているところを見ると、遠くないうちに「何か」は起きると思います。

その「何か」は、ウクライナ軍が予想している通りオリヒウ(オレホボ)方面なのか❓
それとも別の何処かなのか❓

 

※戦況報告
航空万能論
2024・12・04
『ロシア軍がクラホヴェ方面で4km以上前進、街の包囲が現実味を帯びる』

https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/russian-forces-advance-more-than-4km-towards-krahove-making-the-siege-of-the-town-seem-imminent/

①余り動きのなかったポクロウシク方面ですが、ロシア軍がセリダブの北西方向にやや前進しました。
ジリッジリッと肉薄しています。

②クラホベ南部では、西の方で南からロシア軍が最大4・4km北上しました。この位置から北上するとクラホベの西側が封鎖されます。クラホベ一帯が丸ごと包囲されます。このエリアは、年内の占領予定だろうと思いますので、ロシア軍としては予定の行動でしょう。
今、攻撃中の「スキ・ヤリ」を突破すると、更に北の主要道路のN-15まで、約6kmくらいで余り防衛拠点になりそうな集落などはありません。
4・4km一気に進撃していますから、6kmなら直ぐでしょうね。
略図のN-15上にある「ダクネ」が目標でしょう。
ロシア軍が、ここまで進撃するとクラホベ方面は包囲されます。
※略図では、道路がN-50と表示されていますが、この道路はN-15です。

③ヴェリカ・ノボルシカ方面
RYBARの報告では、北のノヴィ・コマールまで進撃したロシア軍の占領地の幅が拡大しています。
ウクライナ軍は、ノヴィ・コマールを制圧したロシア軍を排除できないようです。すでに補給路2本が物理的に遮断されていますから、ロシア軍が、ここに居付くとウクライナ軍の補給路は、西からくるルートO-0510だけになります。この道路もロシア軍の射撃管制下にありますから、ヴェリカ・ノボルシカ方面への補給は、非常に苦しくなります。
ノヴィ・コマールにいるロシア軍が、更に西に突破すると大きな三方向包囲網が完成します。
非常に危うい状況になりました。


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