ヨーロッパやアメリカ民主党は、せっせとウクライナ紛争を煽りまくっています。トランプ政権誕生前に、何とか戦争の規模を拡大しようとしています。
アメリカ・英・仏の3国が、供与した中距離ミサイルでのロシア領攻撃にゴー・サインを出して、早速ウクライナがロシア領を2回攻撃しました。
ロシアからは、新型の中距離弾道ミサイル1発、2回目は電力・インフラを目標にした大規模ミサイル・ドローン攻撃がありました。
戦争は一段階、レベルが上がったと言えます。
その意味では、米英仏の戦争推進派の目論見は、成功しました。
しかし現実問題、部分的にであれNATOとロシアの直接紛争に発展したどうなるのか❓
ヨーロッパ型の戦争が、どうなるかはウクライナ紛争を見れば分かります。
NATOが想定していたイラク型の戦争とは、全く違う戦争です。
陸上兵力と大砲とドローンが戦場の主役です。
これが大量になければ、戦争になりません。
<ネットで検索して出てくる兵力数>
NATO正規軍の地上軍約173万人
準軍事組織3軍合計76万人
予備役3軍合計205万人
そのうちアメリカ軍
陸軍49万人
うち73%が海外展開、34個旅団のうちの24個旅団
アメリカ国内13・23万人
トルコ軍
陸軍35・5万人、予備役38万人
NATOのうちヨーロッパの陸上兵力
173万人ー49万人ー35・5万人=88・5万人
<ポーランドが軍拡に血眼な理由>
ポーランド陸軍62000人
総兵力14万人
※大体、分かってきましたね❓
まずトルコは、ヨーロッパの紛争には派兵しないでしょう。アメリカ陸軍のうち国内で即時派兵できるのは13万人程度です。
ぱらぱらとヨーロッパ全域に散らばっているヨーロッパNATO軍が88・5万人。
その最前線となるポーランド陸軍は、地上兵力が10万人にも満たないようです。
ロシアは、ウクライナ紛争に投入している兵力が70万人程度いると思われます。
そのほかにロシア国内に正規軍がいます。
良く分かりませんが50万人は、いると思います。
動員可能な予備役は、相当多いでしょうね。
※そしてヨーロッパ型の戦争で大量に消費されるのが、砲弾です。もうNATOには供給余力がありません。
そしていま必要な武器は、大砲とドローンです。
戦車や歩兵戦闘車など有効な武器は消耗品です。
そしてドローンで簡単に破壊されますから、無いよりあった方がいいかも・的な兵器になりました。
ウクライナ戦線で戦場の優位を決めているのは兵力数であり大砲の数であり砲弾の供給能力であり、ドローンの供給能力です。
ウクライナ戦線で大きな戦訓を得て現代戦に適応しているロシア軍とヨーロッパNATOの弱兵が、本当に戦うとしたら、お話にならないくらいボロ負すると思います。
ウクライナの前線で行われている過酷すぎる塹壕戦や消耗戦を見ると、その戦いに耐えうるヨーロッパNATO軍は、ほとんどいないと思います。
仮にNATO軍が部分的に参戦しても、それほどウクライナの劣勢を覆せるとは思えません。
それどころか貴重な兵力や武器を失って、弱体化すると思います。
ポーランドは、精一杯強がってロシアとの対決姿勢を示していますが、現在の地上兵力ではお話になりませんね❓
ロシア軍が攻めてきたら、あっと言う間にポーランド全土が戦場になると思います。
一方でロシアの方も平時の体制で戦争を継続するのは、現在の規模で精一杯でないかと思います。
NATOと戦争するなら国家総動員体制に移行して、生きるか死ぬかの戦いになるでしょうね。
バルト3国とポーランド、ドイツ東部は戦場になると思います。
今のようにヨーロッパ側NATOがロシアとの対決姿勢を高めて行けば、やがては東ヨーロッパ紛争に戦争が拡大すると思います。
戦争を煽りまくっているポーランドやバルト3国が、真っ先に戦場になります。
それを覚悟して、戦争を煽っているのかどうか❓
早期に決着は付かず、長い消耗戦&総力戦になります。
こうなればヨーロッパ経済は、ほぼ崩壊でしょう。
相手を武力で屈服させようとすれば、自分も相当な損失を受けます。
ロシアは、そうしてでも自分たちの独立を守ろうと決意しているようです。
「NATOに屈服するくらいなら、ロシアが滅びたほうがマシだ!」
と考えているように思います。
今のヨーロッパ政府を見ていると、そのような危機意識が乏しいように見えます。
だから気楽に戦争を煽っています。
戦争が拡大してヨーロッパも戦場になれば、どうなる・どうするという考えが皮膚感覚で想像できないのだろうと思います。
第2次世界大戦が終わったのが1945年です。
それから約79年が経過し、大きな戦争の過酷さと悲惨さを忘れている国や政治家が多いのだろうと思います。
戦争体験をした世代が社会の中心であったのは、大体2000年ごろに終わっていると思います。
日本も同じですね❓
戦争を理解できない世代が、気楽に軍備拡張や戦争を煽っています。
ロシアには、その経験と記憶が残っていると思います。
第2次世界大戦で、主要な戦場となったのはロシア国内だからです。
だからロシアは、ナチス・ドイツと戦ったのと同じようにするでしょうね❓
ヨーロッパ諸国は、第2次世界大戦の3分の1も戦っていません。第2次世界大戦でナチス・ドイツと戦ったのは、ロシアが60%、英米が40%くらいの比率かなと思います。ここにドイツ以外のヨーロッパの国は、ほとんど入ってきません。そんな国が集まったところで、大きな戦争を戦い耐えることは不可能なように見えます。
やれば西側経済は確実に崩壊するでしょうね。
世界経済も大きな後退を避けられないでしょう。
そこまでしてウクライナとロシアの戦争でしかないウクライナ紛争に関与して、ヨーロッパ紛争に拡大して何があるのか❓
考えることが出来ないバカ者が、戦争を煽っています。
一番大きな被害と損害を被るのは、ヨーロッパ自身です。
今のヨーロッパを見ていると、タラレバ式に自分たちの願望を期待していると思います。
「全部、上手く行ったらロシアを潰せる」
見ていると、全部上手くいっていません。
そうなると、潰れるのは❓
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項目「ヨーロッパ」の目次②
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