戦争が始まった理由が、ごく簡単に言うと・・・
①アメリカ(NATO)の東方拡大政策(=ロシア潰し)
②それに対するロシアの自国の安全保障の確保=緩衝地帯の確保
③その焦点に位置するのがウクライナ
④アメリカの第一段階の具体的な目的はウクライナをNATO化して緩衝地帯をなくしてロシア領に迫る⇒それが失敗してロシアとウクライナの戦争に至った
⑤ロシアは、これに対しウクライナを元の緩衝地帯に戻そうとした
そもそもアメリカとしては、戦争までする心算はなかったと思います。
ウクライナをNATO化しても、ロシアは屈服して泣き寝入りすると考えていたのでしょうね❓
だから2021年10月、ゼレンスキーを煽って東部独立派を軍事力で潰させようとしました。
これで、停戦の根拠であった「ミンスク2合意」を破棄します。
同時にアメリカは、この前後に大量の武器(FIM-92 スティンガーやジャベリンなど)をウクライナに供与しています。
これで少々のロシア軍は阻止できると考えたのだろうと思います。
これでロシアのレッドラインを踏み越えました。
ロシアは、国境にロシア軍を集結させ始めます。2021年12月、ロシアはアメリカに最後通牒を通告し直接会談に臨みます。ここでアメリカが何らかの折り合いを見せれば、ロシアは軍事侵攻を中止したと思います。
ところが、「つっぱりバイデン」はロシアの要求を全部拒否しました。
次が面白いのですが、この時同時にアメリカ軍の不介入を世界に表明します。
(「来るなら、来い!」と言うわけです)
そう言われてロシアが、黙って引き下がるわけには行かないでしょう❓
こうしてロシア軍が、2022年2月24日ウクライナ軍事侵攻を開始しました。
最初は、よくある普通の戦争のように見えました。
ところが、西側の「太っ腹ウクライナ支援」が取りまとめられ、次々と実行されました。
ここも、まだ分かります。
ところが、1年もするとこれで大儲けするグループや人たちが大量に出現しました。
(ボロ儲けじゃないか!これ!どんどん、やろうぜ!)
はい!分かりましたね!
西側ではウクライナも含めて、戦争でボロ儲けする輩が「雨後の竹の子」のごとく出現しました。
中でも最高に儲けているのは、ウクライナだろうと思います。
何しろ最初から腐敗と汚職の構造が社会の隅々まで行き渡っています。
そんな国に武器だけならともかく、膨大な資金を入れたらどうなりますか❓
20%中抜きしても凄すぎる金額になります。
これまでのウクライナ支援が多分NATO全体で30兆円以上でしょう。
半分資金なら15兆円です。このうち20%~30%中抜きしているとして、消えていった金額を計算してみて下さい。
ウクライナ国民は戦争奴隷にすぎません。かき集めて戦場に送られるだけです。
この金が、新興財閥・キエフ政府・ウクライナ軍・これらにぶら下がっている有象無象に分配されるとしたらウクライナ側から戦争を止めるなどと言う話は、出てくるわけがありません。
ちなみに推定30兆円以上の多くは、貸付です=ウクライナの海外債務は天文学的に急増。
これは、返済不能ですから将来「お踏み倒し」でしょうね❓
これが分かっていて西側は、武器と金を供与し続けています。
西側は、どうしてそうなるか❓
長いことヒモジイ思いをしてきた産軍複合体に金がドコドコ入り始めました。
(絶対やめるな!もっと、稼がせてくれ!)
だから西側からは、戦争を止める動機が出てきません。
しかし西側が拠出している武器を含めての資金は、全部西側各国の税金です。
ウクライナが負けてしまえば、この資金は「焦げ付き」必至です。
それを先延ばしにするために、やはり戦争を継続して問題を先送りする必要があります。
アメリカは、それに最大の責任のあるバイデンさんは今日が最後で逃げ出します。
飛んでもないですね!戦争を始めさせて散々煽り立てて!
負け逃げして責任を追及されることは、ないでしょう。
トランプ氏は、当然バイデンさんに責任を全部押し付けるでしょうね❓
アメリカ以外の有象無象は、どうするんでしょうね❓
上手いこと負け逃げしないと戦後、国民から責任追及されると思います。
これが戦争に関与する西側とウクライナが、絶対に戦争を止めようとしない主な理由です。
スローガンは❓
「世界の民主主義を守るために戦っています!」
立派なスローガンでは、ありますが❓
※関連記事目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次⑧
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e2c67e9b59ec09731a1b86a632f91b27