「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

ロシアの国内避難民が「当局の支援不十分と集会」<ウクライナ紛争2025・01・19

2025-01-19 13:58:36 | 中立の視点で見るウクライナ紛争

産経新聞(共同) 2025/1/19 08:21
『ロシア当局の支援「不十分」 ウクライナの越境攻撃からの避難民が集会』
https://www.sankei.com/article/20250119-Q3MQEVUW55OXLH6ZHEAT2CTGKQ/

共同通信が伝えた記事で、クルスク州スジャから避難した人々が「われわれはホームレスのままだ」と主張して抗議集会を開いたとの事です。
この部分だけ読むと、ロシアはなんて酷い国なんだ!と思うでしょう❓
当局は、どうしたか❓
昨年12月に任命されたヒンシュテイン州知事代行が集会を訪れました。そして・・・
「多くの問題は役人の汚職が原因と認め、避難民の代表者らと今週会合を開くと述べた。」

お役所仕事と汚職で手続きが遅滞していたのでしょうね。どうやら去年の12月にしれまでの知事が解任されているようです。
これで私が何を書こうとしているのか分かった人は、よくウクライナ問題を知っていると思います。
「ロシアは独裁国家だ!」と批判するのが、お決まりのフレーズです。
問答無用で禁止されているのが、「政府批判・軍批判・特別軍事作戦批判」です。
それ以外のことは、結構抗議活動もするし、動画をアップして問題を訴えたり、知事や地元の国会議員に問題を訴えたりします。それで無能や職務怠慢が発覚して解任された軍司令官すらいます。
ロシア政府は、そのような国民の意見に無関心ではありません。
むしろ積極的に腐敗や不都合を発見する手段にしている様子が見えます。
要は、腐敗や汚職、飛んでもない職務怠慢に対するチェック制度があります。
だからロシアでは、物事は時間がかかることが多いですが徐々に改善されています。
段々、分かってきたでしょう❓

『ロシア占領地に戻るウクライナ国内避難民<ウクライナ紛争2024・12・22』
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/31a8f015996d125ad5165b754f7dd484
『ウクライナの650万人の国外避難民の今<ウクライナ紛争2024・12・26』
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/81f37516d8e3f88e53295777b1cfd41d

ロシアの国内避難民の問題は、こうして記事になります。
実は、ウクライナの方にも国内避難民がいて360万人以上です。
このうち最低以下の生活給付を受けている人が120万人です。
240万人以上が、住宅支援も生活支援もないまま放置されています。
国内棄民と言っていいでしょう。
国連が2023年生活支援したのが、260万人以上。
この多くは、ウクライナの避難民だろうと思います。
これを聞いて呆れませんか❓
理由の一つは、東部住民は差別されています。だから見ない振りをしているのでしょうね。
抗議活動など聞いたこともありません。
そして西側のメデイアは、完全に無視して問題がないかのように振舞います。
だから、全くチェック機能が働きません。
問題が山ほどあるウクライナの国内事情について西側のメデイアが報道するケースは、ほとんどないです。

ロシアの問題は、事細かく報道し、ウクライナのもっと多い問題は、隠してないことにします。
ウクライナ紛争に関して一貫して変わらない西側のマスコミの態度です。

ウクライナ人は、徴兵から逃げ回っています。
無理やり軍隊に放り込まれたら、当然脱走の機会を伺うでしょう❓
だから脱走兵は、最大20万人いると推測されています。
国外に逃げ出した人は、650万人以上です。

何かがおかしいから、こうなっているのでしょう❓
それは何ですか❓
キエフ政府が事実上の軍国主義独裁政権になっているからです。
西ウクライナの過激民族主義者か暴力極右以外のウクライナ人は、「戦争などごめんだ!」と考えているのだろうと思います。
大体、テレビなどのインタビューに出てくるのは、西ウクライナの過激民族主義者かその支持者です。
だから、これ以外のウクライナ人が何を考えどうしているのかは見えません。

こうやって西側は、武器と金を与えてウクライナに代理戦争をやらせています。ウクライナにどんな国内矛盾があろうが、ウクライナ人がどれほど死のうが、気にもしません。要は、ロシア潰しの道具であるからです。

無意味な戦争に駆り出されて無駄に死んでいくウクライナ人を見ていると、ある時代を思い出します。
戦時中の大日本帝国の国民とよく似ています。今は敗勢が濃くなりましたから、瓜二つと言っていいでしょう。
それを経験した日本のマスコミは、「ウクライナ万歳!」をやって戦争を煽っています。
さすがにその姿勢も最近、変化してきましたが・・・


※関連記事目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次⑧
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e2c67e9b59ec09731a1b86a632f91b27


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