「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

ウクライナ2014年クーデターは、どのように実行されたか❓<ウクライナ紛争2024.3.19

2024-03-19 10:11:20 | 中立の視点で見るウクライナ紛争

この件に関し具体的に書かれた記事や資料は、ありません。
しかしアメリカ筋が組織し実行部隊を訓練して行われたことは傍証的記事から分かります。
しかし具体的にどうやったかは、分かりません。
以下は、私の推測ですのでそれを承知の上で読んでください。

まず、1900年ごろ現在の西ウクライナでウクライナ独立を目指すグループが生まれます。このグループが組織を変え名称を変えて現在まで続いています。
旧ソ連時代にも活動は継続し、そこに目を付けたアメリカのCIAがコネを作ったようです。
その後、ウクライナは旧ソ連から独立します。
ウクライナ民族主義者グループは、一定の政治力はあったと思いますが政権を掌握するほどの政治力はなかったと思います。
その経緯を考えるとウクライナ民族主義者グループは、元から反ロシアですがCIAとの関係が出来た後は、親アメリカの性質が出来たと思います。

ウクライナ独立後は、民族主義者勢力と親EU的穏健派と親ロシア派と主に3つの勢力が権力闘争を繰り広げたのではないか・と思います。
ウクライナの政治が独立後安定しなかったのは、これが理由だろうと思います。

アメリカは、2008年のNATOブカレスト首脳会議で当時のブッシュ大統領が、ジョージアとウクライナのNATO加盟を認めました。
もうこの時点でジョージアの方には、既にアメリカの勢力が浸透していたと思います。
強硬な親NATO反ロシア路線をとっていた独裁的傾向のあるジョージア政権を潰すために、ロシアはジョージアに軍事侵攻しました。

南オセチア紛争 (2008年)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8D%97%E3%82%AA%E3%82%BB%E3%83%81%E3%82%A2%E7%B4%9B%E4%BA%89_(2008%E5%B9%B4)

これは、アメリカが失敗に終わりました。
その後、ジョージアでは現実的なジョージアの国益を考える穏健派勢力が誕生し現在もその勢力が政権を掌握しています。

その次にアメリカが関与し始めたのがウクライナです。ジョージアの二番煎じをやろうとしました。
ウクライナ国内には、ウクライナ民族主義者グループを通じてウクライナ国内の政治勢力に浸透したと思います。利用したのはウクライナ国内の新興財閥です。ウクライナ国内の新興財閥は、私利私欲しか考えない腐りきった集団のようです。だからウクライナの未来も国民も関係ありません。自分たちの財産が増えて権力に食い込めればそれでいいわけです。

ここでアメリカ筋の道具立てが揃いました。
その後、クーデターの実行部隊となる民族主義者や極右などをポーランドで訓練します。
その経緯は、ロシアのスプートニクが暴露しています。単なるプロパガンダではなく、かなり事実に近いのではないか・と個人的には考えています。
(関連日記)
2月25日ニューヨーク・タイムズ紙の記事についてのスプートニクの記事<ウクライナ紛争2024.3.12
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/98bff74d894c1bb1baeed18e35167dfa
2月25日ニューヨーク・タイムズ紙のウクライナにおけるCIAの活動に関する記事<ウクライナ紛争2024.3.12
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/6bdadc066170ebf038e9bd3d4c42a88e

その後、クーデターが実行されました。
キレイに革命にしていますが、ごりごりのクーデターです。
尊厳の革命
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%8A%E5%8E%B3%E3%81%AE%E9%9D%A9%E5%91%BD

このクーデターの主力が、CIAがポーランドで訓練したと言われる民族主義者や極右だと思われます。非常に暴力的にクーデターは実行されました。

しかしクーデターを起こしただけでは政権を掌握できません。
どうやって、それを遂行したのかが今日のお題です。
前振りだけでこれほど長いです。

ウクライナは、犯罪国家でもあります。当然犯罪のプロのマフィアもいますが、その周辺にゴロツキや愚連隊、犯罪に関係しているものは沢山いたと思います。(貧乏国家ですから、そんなのは沢山います)
その連中をかき集めて作ったと思われるのが❓

特殊任務巡回警察2014年4月15日
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%89%B9%E6%AE%8A%E4%BB%BB%E5%8B%99%E5%B7%A1%E5%9B%9E%E8%AD%A6%E5%AF%9F

既存の警察組織のほかに民間の治安警察的組織を作りました。資金を出したのは複数の新興財閥です。
沢山ありますが、主な部隊を上げると・・・
アイダール大隊
(2015年に解散 第24独立攻撃大隊として再構成
2016年に第10山岳強襲旅団に吸収された)
アゾフ大隊
「ドニプロ-1」特別任務パトロール警察大隊
ドニプロ2
ドンバス大隊
他に地域ごとに無数と言っていいほどあります。
この「ならず者無法警察」みたいのを手先に使って暴力的に政権の掌握を固めていったのだろうと思います。

その後、親ロシア派勢力が対抗して武装蜂起します。
そこから南部と東部を中心に双方の武装闘争が起きました。親ロシア派勢力は徐々に劣勢になりドンバス地方の一部で抵抗を続けたのが、「ドンバス戦争」です。

そしてクーデター派が掌握した地域では、主にロシア系住民に対する差別と弾圧が行われました。この時活躍したのが「ならず者無法警察」みたいな連中です。ほぼ治外法権組織です。
相当、犯罪や虐殺そのた残虐行為を行っています。

アゾフ連隊
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%82%BE%E3%83%95%E9%80%A3%E9%9A%8A
(※これがウクライナでは英雄部隊です。)

ロシアが、「ネオナチをウクライナから排除する」ことを目的に掲げているのは、これを指して言っています。

西側の言うプロパガンダやフェイクニュースとは、程遠い世界があります。
ウクライナ紛争におけるウクライナは、21世紀最大の誤魔化しと言えるでしょう。

ロシアが軍事侵攻する前は、ウクライナは犯罪国家で破綻国家で腐敗と汚職が蔓延して極右やネオナチに人種差別主義者が跳梁跋扈して勝手放題をしていました。
欧米は、それを全部知っています。

その後、アメリカが予定していた通りウクライナが軍事的にロシアを過激に挑発して、ロシアのウクライナ軍事侵攻を引き起こしました。アメリカの目的は、ロシア潰しです。

そうであるのにウクライナを正義の味方に仕立て上げました。ここまで来ると魑魅魍魎の世界でしょう❓

だから、日本政府も日本人もウクライナ紛争には関与するべきではありません。
21世紀の「ごみ溜め」のような話です。
中身を聞いたら、馬鹿らしくってやってられないでしょう❓
こんな与太話のために、双方合わせて既に70万人かそれ以上の人々が死傷しています。

どっちが悪いか、考えるまでもないと思いますが❓


※関連記事目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次③
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e2c67e9b59ec09731a1b86a632f91b27



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