こんなことを言うのもなんだが、
いただいた香典の額って、人柄が表れるなあと思った。
カヅさんの実家関係や、私の実家関係は、それなりにたくさん包んでいただいてありがたかった。
しかしカヅさんの夫、つまりは義父の実家、つまりはつまりは本家、
びっくりするくらい少なかった。笑
義父もだが、義父のきょうだいも既に亡くなっているので、その娘達が本家として参列した。
娘達ってのは、ホームドラマに在りがちな、出しゃばり的な騒々しいオバチャン達。
ダンナのいとこに当たるわけなのだが、私としては付き合いはなべく避けてきた。
だがもちろん、葬儀、会食には呼んだ。
案の定、会食ではやかましくて、カヅさんを偲ぶ話もせず、どこどこの店のなんだかは安いとか、夏に海に行った時の自分の家族の話とか、大騒ぎで品無く話していた。
まあね、いいですよ、別に。
でもさ、さんざん食べまくって引き出物かかえて帰って行ったけど、本家なんだし、あんなに少ない香典はおかしいでしょ。
来月の四十九日もほんの少ししか包んで来ないんだろうなあ。本家なのにみみっちぃ。
あ、
でも、そんなことを考える私こそがみみっちぃか。
ごめんなさいカヅさん。
お金のことばかり言ってるね私。
やめ、やめ!
もう言わない。