悲しみだけじゃなく怒りも出てきたけど

2021年08月29日 | 日記
私の友人や、職場など普段付き合いがある人で、夫を亡くした人はいない。

私のことを励ましてくれるのはありがたいのだが、突然早くに夫を亡くすというこの気持ちは解るはずがない。

本当に心配してくれている人は、むしろ今はそっとしてくれている。その気持ちの方がありがたい。

でもお悔やみとお手紙を送って来てくれた友人もいた。心ある言葉に涙した。

そんな中、昨日は息子のかつての習い事のママ友グループLINEで、やたらと励まされた。

「頑張れ~」とか「落ち着いたらランチしようねぇ」とか言う人達もいた。

なんだか腹が立った。

あまりにも浅はか。

何か日常のちょっと落ち込んだことがあっての「頑張れ~」「ランチ行こう」ならまだしも、「死別」なのだ。死別に対してそんな心の無い励まし方。まるではしゃいでいるか、ヤジ馬根性か。

「ありがとう」と言ってスタンプをしておいたけど、その人達とランチをすることは無い。さようなら。


夫を亡くして以来、悲しみの感情しか無かったのだが、時間が経ち、そういった怒りの感情も出るようになった。

夫が入院していた病院にも怒りや疑問が湧いてきている。

いくらなんでも、もう少し早く異変に気付いてくれなかったのだろうかと。

「このところ表情が硬かった」と、亡くなった時に看護師から聞いた。

ということは体調が悪かったはずだ。

もっと注視して欲しかった。救えたかもしれない。きっと救えた!

でも、今さらどうにもならない。

私が病院に対して訴えに行ったところで夫はもう還って来ない。


余計な怒りを持っても、ただ悲しいだけ。

しょうがない。

悔しいけど。

腹も立つけど。

そこは堪えよう。

まだ四十九日前。

夫を安心して成仏させてあげないと。