私の友人や、職場など普段付き合いがある人で、夫を亡くした人はいない。
私のことを励ましてくれるのはありがたいのだが、突然早くに夫を亡くすというこの気持ちは解るはずがない。
本当に心配してくれている人は、むしろ今はそっとしてくれている。その気持ちの方がありがたい。
でもお悔やみとお手紙を送って来てくれた友人もいた。心ある言葉に涙した。
そんな中、昨日は息子のかつての習い事のママ友グループLINEで、やたらと励まされた。
「頑張れ~」とか「落ち着いたらランチしようねぇ」とか言う人達もいた。
なんだか腹が立った。
あまりにも浅はか。
何か日常のちょっと落ち込んだことがあっての「頑張れ~」「ランチ行こう」ならまだしも、「死別」なのだ。死別に対してそんな心の無い励まし方。まるではしゃいでいるか、ヤジ馬根性か。
「ありがとう」と言ってスタンプをしておいたけど、その人達とランチをすることは無い。さようなら。
夫を亡くして以来、悲しみの感情しか無かったのだが、時間が経ち、そういった怒りの感情も出るようになった。
夫が入院していた病院にも怒りや疑問が湧いてきている。
いくらなんでも、もう少し早く異変に気付いてくれなかったのだろうかと。
「このところ表情が硬かった」と、亡くなった時に看護師から聞いた。
ということは体調が悪かったはずだ。
もっと注視して欲しかった。救えたかもしれない。きっと救えた!
でも、今さらどうにもならない。
私が病院に対して訴えに行ったところで夫はもう還って来ない。
余計な怒りを持っても、ただ悲しいだけ。
しょうがない。
悔しいけど。
腹も立つけど。
そこは堪えよう。
まだ四十九日前。
夫を安心して成仏させてあげないと。