先週の土曜日、自転車で六甲山に登ってきました。
小豆島を自転車で走った時、山登りの感触に味をしめて(?)、
一番身近にある山・六甲山に、自転車で登る決意を固めて、
待つこと一週間。 待望の山登りでした ♪
六甲山へ登る道は幾つかあるけれど、
六甲山山頂のほぼ真南に住む僕にとって登る道は一つだけ。
真正面から登る道、[ 表六甲ドライブウェイ ] です。
午後 2時、いよいよ、標高 70m の地点から登り始めましたが、
その ドライブウェイの入り口までの道程の厳しかった事 !
何百回もオートバイで気軽に登っていた同じ道が、
あんなにも厳しいなんて、想像以上の苦しさ。
心臓バクバクに溜まらず、標高 200 m付近で半分ギブアップの小休止。
・・と、 落ち着いてから、自転車のギアを見てみると、
一番軽いギアで登っていたつもりが、三段目になっている !?
途端に、急に元気が湧いてきて、登り再開です ♪
途中、休み休みながら、ようやく 表六甲ドライブウェイに入る。
登る途中で知り合った、新大阪から来て同じく六甲山に自転車で
登っていた若い彼、道端に座り込んでしまっている。
「じゃあ、お先に!」 簡単に挨拶を交わして、そのまま登り続ける。
登り道の平均的な勾配は 5度前後で、少し厳しい所で 10度弱。
ほんの少し勾配が強くなるだけで脚にくる。 脚で勾配が判る。
後ろから来る車に気をつけながら、邪魔にならない場所を選び、
左端にある標識や壁をつかんで休憩タイム。
意地でも、サドルから腰を降ろさずに休む。
いや、勾配のきつい坂だから、降りると出発が難しくなるからだ。
街中の道をひたすら走る時には、ドロップハンドルを付けていない事もあり、
ロードバイクに乗る人(本格的な装いの)から見向きもされないが、
不思議なもので、登坂中には会釈がお互いに出る。
きっと、坂道の辛さがお互いに分かるからだろう。
途中、展望台で自転車を降りての休憩をする。
観光客に混じって、銀のベンツで乗ってきたお爺さん、
トランクから取り出したバケツと “火ばさみ” で ゴミ清掃を始めた。
思わず一緒になって、吸い殻や空き缶などのゴミ拾い。
斜面に足を採られてすべり落ちながらの 15分。
その間の観光客は誰も タバコ吸わず。
捨ててもイイけど、捨てた数以上に拾えば、地球はキレイなのに ♪
お爺さんに別れを告げて、再び登り始める。
頂上を見ないで、眼の前の 10m だけをクリアする事を繰り返す。
そんな 10m を繰り返していると、最後は いつか 見慣れた光景が。
ドライブウェイ終点の山頂横断道路に到達 !!
ようやく! 達成。
そうなると不思議なもので、大した苦労も無く登った気になる。
「 また、近い内に乗ってやろう!!! 」
でも ・・、また 辛い思いをして、あえぎながら登るのだろうね。