妖怪大魔王・コバ法王日記

オートバイを分解して磨き、正確に組み立て独自理論でラインを探り、ストップウォッチと頭脳で感性を磨き、日々の想い語ります

トラ再走計画 ・ リアサスペンション ユニット編

2016-10-20 23:18:36 | トラ再走計画

知人、「 いつになったら走れるのぉ ~? 」と、先日聞いてきたので、
僕、 「 そう、早くても 12月以降かな 」と答えた。

ただ走るだけなら、きっとそんな日数はかからない。
が、乗るのも楽しいけど、触るのも楽しいから仕方ない。

それに、この機会にトラを徹底的にブラッシュアップしておきたいし、
ブランクのある “ 腕 ” のリハビリも必要なのだ。
「 後ろの百鬼 」(どろろ)みたいな進行だけど、トラ、よろしく!


『 エコな仕様変更計画 』

さあ、次の整備個所は リアサスペンション ユニット。

オートバイの繊細なコントロールの為には、高い品質のリアサスペンションユニットが欠かせないから、オーダー仕様の社外品を使用している。
スプリングの品質性能、ダンパーの品質、そして定期委託するオーバーホール作業の品質、それらが走りの基本になるから、ユニットの選択には気を使う。

ただ、今まで トラ君に装着使用していたユニットではフリクション(摩擦)感が拭い取れず、トラ以前に利用していたメーカーの低フリクション感を忘れきれず、今は使用していないそのメーカー製ユニットを仕様変更して使う事にした。
元々、オーダーメイドで仕様に合わせて部品を組み合わせる製品だから、利用できる部品も多く、新規にオーダーするよりも 予算は抑えられてエコというものだ。

でも、仕様変更指示書を作成するだけ、の段階で難問が浮上してきた。


『 想定違いの失敗! 』

最初に見えてきた課題は、ユニットのセット長 (全長) だ。
手元にある改修予定のユニットと較べ、トラ君のは 5ミリ 程短いので、仕様変更時の部品交換を少なくできる様に、トラの身体測定やユニットの確認など、一時間ほどアレコレと考えて解決方法が見えてきた時、致命的な問題を発見❗️
それは、ユニットのストローク量の違い。
改修予定のユニットは 直リンク(フレームとスイングアームとに直接つなぐ昔からの形式)用に作られていて、トラ君のサスペンション形式はマルチリンク(複数のリンクを使いユニットを効率良く活用する方式)だ。

だから、ユニットに求められるストローク長が全然違い、改修予定のそれのストローク長は 約35ミリで、トラ君のそれには 約 55ミリは必要になる事が判明。

諦めます !
エコじゃあなから、少し迷っているけど、新規オーダーへ !
( ・・ それしか無いかな ?)