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妖怪大魔王・コバ法王日記

オートバイを分解して磨き、正確に組み立て独自理論でラインを探り、ストップウォッチと頭脳で感性を磨き、日々の想い語ります

妖怪 ・ トラ君 日誌 (12月 2日)

2019-12-04 21:20:03 | 妖怪ガレージ、奮戦記

『 イベントの翌日に 』

昨日(12月1日)のイベントで、基本練習パターン、走ってみたところ、11月3日の時より、操縦性が良くなったし、タイヤの磨耗痕も良い兆候へ変わってきたので、その感触を覚えている間に、昨日のストレス取ってやると同時に、次の修正変更中。
       
11月の時に見えて来た方向性で、昨日のイベント迄の間に色々と調整を重ね、フロントは フォーク突き出しを 1mm 減らし、フォークオイル は 5 cc を 2度抜き、プリロードは 0、2 kgf 増やして、リアは スプリングレート を 525 から 575 LBS/inch へ変更した。
    
そして、今回は、昨日の感触から、フォークオイル を 5cc 抜いて、フォーク突き出しを 1mm 減らして、プリロードは バランス取るために微調整の予定。

さあ、試乗も、ちょっとしなくっちゃ。 

 

『 試乗・その1、結果は 』

試乗の結果、ウン! まるで上手になった気にさせてくれるほど、ステップでのハンドリングコントロールが簡単になる。 きっと、F が 1mm アップで、トレール支配が強く出て来たのだろう。
  
やっと見えてきたけど、いつもバランス領域に入ると、僅かな調整で世界が変わる。 それと、ガレージでて、一般道走り始めた時、フロントの剛性感、コツコツ感出ていたので、下ヨークのボルト、トルク再管理する必要がありそうだ。
この際、 20 Nm を 19:5 Nm に変更して、さあ、 また試乗だ。

 


『 試乗・その2、結果は 』

試乗終了! ハイ、こちらの方向性で、この辺りの設定でバランス点にはいりそう。
余分なコツコツ、剛性感は角を丸めてくれて、必要なインフォメーションが分かりやすくなりました。
   
残すは、昼間の試乗確認。 きっと、あと、3 ~ 5 cc フォークオイル抜く道がありそうですね。
   
 
   
『 11月 3日 から 12月 2日、主な調整記録 』

 



 
 
 


妖怪 ・ トラ君 日誌 (12月 1日)

2019-12-04 20:40:25 | 妖怪ガレージ、奮戦記

       トラ君 (トライアンフ)との距離感をずっと感じていて、
       それを縮めて、もっと良い仲になりたくて努力している事の報告
       今回は、11月のイベントで感じた手応えを元に、少しずつ
       調整を加えていった記録です ♪
 
 
『 フロントの課題 』

11月3日、イベントでのチェック走行で感じた感触は、ノーブレーキで行なう基本練習パターンでは良好なバランスを見せていた F サスペンションだが、前後ブレーキを使い、速度レンジを上げた走行練習パターンでは Fの挙動に難がある事が確認できた。

その難とは、中速度域のターンでバンクさせている時、Fブレーキを使った Fタイヤの向き変えコントロールが難しく、ただ速度を失っている事だった。
実際、走行後の Fタイヤの摩耗痕のチェックでも、そのバンク域での摩耗痕は “どちらつかず” 不安定なパターンの摩耗痕で、駆動力は掛からない Fタイヤ ではあって欲しくないパターンだった。
  

           
その為、それまで徐々に良くなっていた F周りの修正は、基本練習パターンを超えて、より実走行に近いパターンでのコントロール性を高めていくステージへと移れる事になったので、12月のイベント迄の間に幾つかの修正を重ねた。
  
  
  
『 リア の課題 』

それまでの ノーブレーキ・基本練習パターン でのバランス取りの段階では見えなかったが、前後ブレーキを使った、練習走行パターンになると、Rからのバンクコントロールが曖昧な点と、R周りの余分な挙動がFの動きに影響している様子が垣間見えた。
その為、Rスプリングを 2段階高いレートへ、525 LBS/inch から 575 LBS/inch へ変更し、同時に Rサスペンション周りの整備、アライメント取りを行なった。
 

【 タイヤから診る、ライディング 】より
http://gra-npo.org/lecture/ride/tire%20diagnosis/img_Tire%20diagnosis.html

 
  
 

『 12/1・走行結果 』

フロントは、かなりバンクコントロールが容易になり、同時に 最大バンク時の接地安定性、方向安定性共に高くなる。
実際、F 摩耗痕を確認しても、以前は どちらつかず の様子の摩耗痕だった領域が、旋回方向の力による摩耗痕、つまり タイヤの向きに平行な摩耗痕を残していた。
     
後は、トレッド端部の摩耗痕からも判るように、最大バンク時のコントロール性をもっと明確にする必要がある。



 
一方、リアは、Rスプリング変更が効果を発揮したのか、11月時とは明らかに異なる摩耗痕になった。
トレッド外側からトレッド端部まで、タイヤの向きと平行な摩耗痕は無く、端部は 80度近い摩耗痕が残るなど、かなり有効な使い方が出来ている事は明確で、当面はこの仕様で行ける見込みがつく。