「五月病」という言葉は子供の世界にもはびこってきています。5月の連休明けは
新社会人だけでなく子供にも学校に行きたくない、行こうとしてもいけない子が現れ
やすいのです。
毎朝の見守り隊活動で子供たちから元気をもらっている私たち年寄連中も
いわゆる不登校の子が出ないようにこの時期は心を配って挨拶しています。
ご覧のように私の担当する場所では上級生が1年生を挟むようにして歩き、
幸いにも今のところ気がかりな子はなく、この調子で頑張れと願いながら、
精いっぱいの笑顔と明るい声で挨拶を交わしています。
さて、五月は旧暦では「うつき」、唱歌の一節「うの花の匂う垣根に ほととぎす
早や来気鳴きて 」とあるよに、うの花(別名「空木の花」)は初夏を代表する花の
一つです。
ものの本によると、古来この花が初夏のシンボルとして愛されてきたのは、ふっくら
としたつぼみが米粒を連想されるからだとか。
いつものように早朝ウオーキング途中、探してみましたが立命館大の近くに生垣
が一か所、竜安寺の池の辺で2~3本見つけただけでした。
また「田植鳥」とも呼ばれる時鳥、その姿は知らなくても「テッペンカケテカ」と人の
言葉になぞらえてる鳴き声は誰もが知っていると思いますが、今は鳴き声すら耳に
しなくなっています。時鳥がダメなら、せめて田植えの時期に飛び交う姿を見せる
燕をと思い、昨年見つけた4個の巣を観察しました。
今年も抱卵していましたのでその中から2か所の巣をパチリ。
確か昨年の今ごろは幼鳥の姿が見られたはずだから今年は少し遅いようです。
日本では近年、身近な生き物雀・燕が減っていると聞きます。昨年の中古の巣を
リホーム?して抱卵中の親鳥、頑張れよと心の中でつぶやいている私です。
先に「うの花」を紹介したから蛇足気味になりますが、最後に平野神社に咲く
「ジャーマンアイリス」(独逸杜若)が色鮮やかに咲いていますので紹介して
今回は終わりにします。