昨日(8日)の早朝、平年より20日遅れで京都市内にも初霜がおりました。
早朝ウオーク途中で出会う人の服装は冬装束、交わす挨拶も白い息になって、いよいよ
冬の到来を実感します。
この時期、素人カメラマン?の私には、師走の風物詩の一つ子どもたちの耐寒マラソン
風景がが狙いめです。
長年、中学校の体育教師だった私にとっては格別思い出に残る行事でもあり、カメラ越しに
孫たちの力走をとらえながら、一方でははるか昔の現職時代を振り返っていました。
校区の小学校は鴨川の河川敷北大路橋~出雲路橋の間を、各自の力に合わせて
40分間走る「チャレンジマラソン」です。
比叡山と鴨川の風景を左右に眺めながらという贅沢なコース、そのうえ快晴です。
先生方と多くの保護者の声援を受けての力走ぶりに見入って、ついついシャッターを
押し忘れていました。
子たちが楽しみにしている「餅つき大会」もこの時期の風物詩です。少年補導委員会
が主催、民生・住民協議会・消防団など多くの団体が共催のこの行事、子どもだけでなく
老若男女約500人参加、地域挙げての一大行事です。
臼と杵5組、蒸篭蒸す竈6か所、次から次へつきあがる出来立てのお餅をあんころもち・
おろし餅・ぜんざい等、食べ放題。
餅つきを初めて体験する子たちも多く、写真でとらえた表情からも楽しんでる様子が
うかがえます。お餅の味と楽しい思い出はきっと子たちの心に残るでしょう。
大盛況のこの行事も手伝うボランティアの数が減る傾向にあるのが深刻な悩みに
なっています。私が会長させてもらっている老人会もまた同様です。
全国規模の調査によると、人の役に立つことをしたいと思う人は、東北大震災後急激に
増加しているという報告があります。でも、その思いが行動に結びつかないのが現状です。
さて、シメは今週の花ですが、その前に見頃が続いているモミジを、70歳以上優待を
利用してカメラに収めてきましたので三か所のモミジを紹介します。
まず、何か花の写真をというときお世話になる植物園のモミジです。
次は、だれでもいつでも訪れることができる都会のオアシス御所です。
最後は二条城です。
そして、最後に今週の花、「椿」です。俳諧の世界ではツバキは春の季語ですが、
「寒椿」とか五弁の椿の名で有名な「藪椿」はこれからが見ごろです。
今は庭木の代表を山茶花にとってかわられていますが、藪椿は古来日本に自生
する花木で庭や公園などに植栽されていました。
木材は工芸品に、種子からツバキ油を採取し、高級食用油や整髪料に利用されて
います。花をアップで写真に撮るには周りを枝葉に囲まれていたり花の向きや背景色
を選ぶのが難しく気に入ったのがなかなか写せませんでした。
下の写真は「侘助」という種類。