10月に入りました。季節は行きつ戻りつしながらも少しずつ前に進み、早朝ウオーキング
途中立ち止まれば、五感すべてから秋を感じる季節になりました。
9月を秋の「はしり」とすればこの10月は「しゅん」、そして秋と言えばまずは「秋祭り」と
「運動会でしょう。
そこで今回は秋祭りから。
我が家のすぐ横の北野天満宮では京都の数ある秋祭りの先陣を切って、瑞饋神輿で
有名な「瑞饋祭り」が挙行されましたのでその紹介を。
瑞饋神輿は「里いもの茎」で屋根を葺き、その他各部分を野菜や穀物などで飾り付けた
御神輿です。このほかに3基の神輿を中心に神牛の引く御羽車や稚児行列等絢爛行列が
氏子地域を巡行する祭りです。
4日の還幸祭では花街上七軒通りを巡行するので、出迎えるきれいどころをめざして
カメラを構える人で狭い道路がいっぱい。私の目当ての写真もきれいどころの姿。
祭りの次は、孫が頑張る運動会の風景です。
大阪での「組立体操」によるけが多発の問題から、その規制や指導の在り方が新聞など
マスコミを賑わせていた組体操」から。
上の写真は「4段のタワー」、下は「4段のピラミッド」、この程度の高さと
難易度なら、指導もしやすく危険性も少ないと思いました。保護者たちからは
拍手喝采!
演技している児童の真剣な態度、やり遂げた後の達成感・安堵感の表情
も印象的でした。
このほかにも音楽に合わせての2人~5人の組体操、そして5・6年全員による
「ウエーブ」と。
団体競技では定番の「玉入れ」です。最近は安全の面から「騎馬戦」「棒倒し」は
姿を消しつつあります。
しんがりは、運動会と言えば「かけっこ」、その中から私の孫の力走ぶりを。
今回のブログのシメ、今週の花は「キンモクセイ」です。
花そのものは目立たない小さな花弁、そっと咲きそっと散っていく奥ゆかしさ。
そして春のジンチョウゲ、初夏のクチナシと並び「三香木」と称され、庭木として
鑑賞用に植えられている花木です。
北野天満宮参道横に金・銀二種類の花が咲いています。それに気づく参拝者は
ほとんどいませんが。
花をアップで写そうと試みるのですがうまく写せません。大きな葉に隠れている
ため光が当たりにくいことも原因かも?
匂いは幼いころの記憶を呼び覚ますといいます。金木犀の香りによみがえる
私の思い出は、小学校の運動会のころの母のことです。
終戦後の何もない食事にも事欠く日々、目にするのは母の疲れた顔ばかりでした。
勉強では目立たない私でしたが走ることはだれにも負けない足の速い子でした。
運動会では花形の私、その時だけは母を喜ばせ、うれしそうな顔をしていたことを
覚えています。そしてどういうわけか金木犀の香りが。