蒲田耕二の発言

コメントは実名で願います。

松井が気の毒

2021-12-17 | スポーツ

MLBが7月に売り出して酷評された大谷のフィギュアが、ふたたび物議をかもしているという。Full-Count の記事によれば、「イケメンが台無し」「バットの持ち方が逆」「クレイジー」等々、非難の渦。まあ、アスリート離れしたキュートな顔でも人気の選手だから、ファンもハラの虫が治まらないんだろうが。

ワタシはと言うと、騒動再燃のきっかけを作ったスポーツ記者のツイッターを見て、申し訳ないが、ハラを抱えてしまいました。ホント二目と見られないくらいみっともない人形の写真の上に、"Why did they make Ohtani look like Hideki Matsui" の文字。訳すまでもないですよね?

何も松井を引き合いに出さなくても。
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ヤケクソ

2021-08-09 | スポーツ
2021年のオリンピックで「愛の讃歌」に「上を向いて歩こう」かよ。次から次に担当者がボロを出した挙げ句のヤケクソ選曲? 東京スカパラに丸投げしますんでヨロシク感もハンパなかった。

だだっ広い空間へまばらに放り出されたダンサーたちは、雲を掴むような気分だったんじゃなかろうか。

開会式は観なかったからどんな風だったか知らないが、まあこれくらい祝祭感の乏しい閉会式も前代未聞だろう。会場にいた選手たちが退屈して、ゾロゾロ出て行ったそうだけど。フィナーレの花火なんか、ほとんどカルデラ噴火に見えたもんね。

この間、いちばん面白かったのはフランス制作のパリ紹介ビデオだったんだから情けない。あの創意と機知と大胆さが、日本の組織委には決定的に欠けていた。祝祭をお通夜に変えた主犯は、間違いなく委員たちの事なかれ主義だ。

国民の半分が望まなかった宴はこうしてお粗末感横溢で終わり、そのツケ1兆6000億。懸念されたとおりの感染爆発と医療危機。

小池知事の着物の着付けって、どうしてああダラシがないんだろうね。リオ五輪の閉会式でも気になったが。

一方、こんな惨め五輪でも、アスリートたちはやっぱり輝いていたのが救い。最高の収穫には、オレならスケボーを選ぶ。金メダルの堀米くんをはじめ、年若い選手たちがのびのび遊び感覚でプレイしているのが気持ちよかった。新しい競技だから、ベテランたちの変な根性主義に毒されていないのだろう。
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怪物デビュー

2021-03-12 | スポーツ
球史に残る瞬間をリアルタイムで目撃できたんじゃないかな。いや、大げさではなく。

去年1年、公式戦の出番がなく、飢餓感ばかり掻き立てていた佐々木朗希。オープン戦ではあるけれど、ついにマウンドに立ってくれました。

見とれてしまったね。

出てくるまで尋常一様のプレッシャーじゃなかったはずだが、堂々たるもんだ。緊張はしてたんだろうけど、上がるどころか対戦相手のバッターを見下してるんじゃないかと思えるぐらい落ち着き払ってるんだもの。あれで19歳だよ。

セリーグ屈指の強打者ビシエドが三振だもんね。

相手の攻撃をあっさり3人で片付けてベンチに戻る際に洩らした笑顔がまた、さわやかで実によかった。怪我さえしなければ、多分、今年のペナントの話題を独り占めすると思うよ。

ビシエドの名誉のために付け加えると、笑顔で打席に立っていて、いかにも話題の新人との対戦を楽しんでる風が大打者らしくて、これも気持ちのいい光景だった。
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栗原選手に一目惚れ

2020-11-26 | スポーツ
ロッテ愛のオレにとっちゃ、ソフトバンクは不倶戴天の敵だ。シーズンは勝ち越したが、CSは2戦とも逆転で勝ちをさらわれた。正確に言うと、コロナに負けたんだけどね。

だから巨人とソフトバンクという、どっちもお呼びじゃないチーム同士のシリーズ対戦は、ほとんど暇つぶし感覚で観始めた(コロナがなきゃ観なかった)。なのに、観始めたらたちまち魅せられた。SBの栗原陵矢という、ピチピチ活きのいい若手が大暴れしたからだ。

1、2戦の計8打席で7安打、だったかな? 神がかり的な安打量産である。15年前、ロッテが歴史に残る下克上を演じたときの今江の伝説的活躍(8打席連続安打)を思い出してしまった。

この栗原くんという子、シーズン中もCS中もまるで印象に残らなかった。オレなんか、シリーズを観るまでは顔も知らなかったぐらいだ。それが、人が変わったようなこの大活躍。スター性のある子は、いつかどこかで必ず鮮烈な印象を人に刻みつけるよう、生まれついてるんだね。

シリーズMVPを受賞してからのインタビューが、またよかった。うれしさ全開で、こぼれるような笑顔。笑いが止まらないから質問に返事もままならない。喜びを無理に抑えず、素直に爆発させているのが微笑ましかった。

ソフトバンクというチームが、ちょっぴり好きになった。
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ドラフト2019

2019-10-18 | スポーツ
佐々木朗希の交渉権がロッテに決まって、前後賞つき年末ジャンボに当たったような気分。ドラフト後の記者会見では「うれしさ100%」と語ったそうで、今年戦力外になった大嶺裕太のように、入団拒否をする様子もないし。

ただ、むしろ佐々木君のためにちょっと気掛かりな点があるんだよね。この子はどうも、怪我しやすい体質らしい。

球団は育成プログラムをきちんと用意すると言ってるが、ロッテは若手の育成があまり上手ではない。稀に見る素材と言われ、3年前のドラフト1位で入団した佐々木千隼は故障続きで成績がパッとしない。去年のドラ1の藤原恭太も2軍でくすぶったままだ。拝み倒して入団してもらった上記の大嶺は、結局たいした成績を残せなかった。

こういう事例って、本人の努力が足りないとか、そういうことだけじゃないと思うんだよな。日ハムや広島なんかは、金の卵を着実に開花させてるんだから。

無論、種市のように3年目で大黒柱に近い活躍をする投手もいるから、悲観ばかりしてるワケじゃないが、くれぐれも古典的根性主義で大谷以来の逸材を潰してしまうことのないように祈るよ。

佐々木朗希って子は、ホント球界の宝になりうる素材だから。

それにしても、記者会見の中継を見てて、スポーツ記者の質問のくだらなさにはあきれたね。佐々木君は額に汗をにじませながら懸命に言葉を探していたが、あれは質問が難しかったからではない。記者の言うことが支離滅裂で中身がないから、答えようにも答えられなかったのだ。18の子が、可哀想に。

その様子を見たらしい朝日の記事が「口べたらしい」だとさ。アホか。

記者のくだらない質問と言えば、かなり昔のことだが、フランス人ロック歌手のサフォーの来日会見を思い出す。

サフォーはフランス人にしては随分と愛想のいい陽気な女性で、会見は和気あいあいと進んでいた。終わりごろになって、新米レポーターか編集者とおぼしい若い女性がおずおず蚊の鳴くような声で質問を始めた。ほとんど聞き取れないが、「ピエ・ノワール」と言っているのはハッキリ分かった。

ピエ・ノワール(黒い足)とは、アルジェリアに住んでいたフランス人入植者のことだ。意味から推測されるとおり、フランス本土の白人が彼らを軽蔑して言う差別用語である。サフォーもアルジェリア出身だった。質問に彼女は憮然と口をつぐみ、通訳の女性はそっぽを向き、会見はたちまち白けてしまった。

新米レポーターは多分、どこかでピエ・ノワールなる言葉を聞きかじってきて、意味や背景をよく理解しないまま使ってみたくてたまらなかったのだろう。質問の動機が低次元の承認欲求で、訊きたいことがあって訊いてるワケじゃないから声が小さく質問が体をなしていなかった。

朝日みたいな大手でも頭を抱えているそうだが、記者の劣化は深刻な問題らしいね。「口べた」記事を書いた記者も、そのクチかも。
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