蒲田耕二の発言

コメントは実名で願います。

完全試合

2022-04-10 | スポーツ
80過ぎにもなって、こんなに胸がドキドキするとは。

イエ別に老いらくの恋をしてるわけじゃなくて、佐々木朗希という白皙の若者が投げ込む160km/h超のスピードボールにトリ肌が立ったのよ。相手は去年リーグ優勝のオリックス。その強打者たちが次々キリキリ舞いだもんね。日本新記録の13連続奪三振。

異次元、歴史的と中継アナが絶叫していたが、ホント人生に何度もないような大事件をリアルタイムでオレは目撃したと思うよ。なんという凛々しい若武者。

この佐々木朗希くん、日本球界に数々の伝説を残した上で、いずれメジャーに行くんだろな。そしてきっと、大谷に負けない神話的人物になる。怪我さえしなければ。

去年の大谷のようにMLBの話題を独り占めする様が、早くも目に浮かぶ。今日の偉業は、そこへ向かう第一歩として永遠に記憶されるのではないか。

昨夜の村田/ゴロフキン戦は不完全燃焼に終わったが、その埋め合わせというにはあまりに大きな満足を佐々木/松川バッテリーは用意してくれた。松川捕手も、まだ高卒1年目だというのに、すごいプレーヤーだ。

ところで、この歴史的ロッテ/オリックス戦と村田/ゴロフキン戦は、ともにテレビ中継なし。ネット中継とアマゾンプライムしか視聴の方法がなかった。テレビ時代の終焉を、つくづく実感。
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松井が気の毒

2021-12-17 | スポーツ

MLBが7月に売り出して酷評された大谷のフィギュアが、ふたたび物議をかもしているという。Full-Count の記事によれば、「イケメンが台無し」「バットの持ち方が逆」「クレイジー」等々、非難の渦。まあ、アスリート離れしたキュートな顔でも人気の選手だから、ファンもハラの虫が治まらないんだろうが。

ワタシはと言うと、騒動再燃のきっかけを作ったスポーツ記者のツイッターを見て、申し訳ないが、ハラを抱えてしまいました。ホント二目と見られないくらいみっともない人形の写真の上に、"Why did they make Ohtani look like Hideki Matsui" の文字。訳すまでもないですよね?

何も松井を引き合いに出さなくても。
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ヤケクソ

2021-08-09 | スポーツ
2021年のオリンピックで「愛の讃歌」に「上を向いて歩こう」かよ。次から次に担当者がボロを出した挙げ句のヤケクソ選曲? 東京スカパラに丸投げしますんでヨロシク感もハンパなかった。

だだっ広い空間へまばらに放り出されたダンサーたちは、雲を掴むような気分だったんじゃなかろうか。

開会式は観なかったからどんな風だったか知らないが、まあこれくらい祝祭感の乏しい閉会式も前代未聞だろう。会場にいた選手たちが退屈して、ゾロゾロ出て行ったそうだけど。フィナーレの花火なんか、ほとんどカルデラ噴火に見えたもんね。

この間、いちばん面白かったのはフランス制作のパリ紹介ビデオだったんだから情けない。あの創意と機知と大胆さが、日本の組織委には決定的に欠けていた。祝祭をお通夜に変えた主犯は、間違いなく委員たちの事なかれ主義だ。

国民の半分が望まなかった宴はこうしてお粗末感横溢で終わり、そのツケ1兆6000億。懸念されたとおりの感染爆発と医療危機。

小池知事の着物の着付けって、どうしてああダラシがないんだろうね。リオ五輪の閉会式でも気になったが。

一方、こんな惨め五輪でも、アスリートたちはやっぱり輝いていたのが救い。最高の収穫には、オレならスケボーを選ぶ。金メダルの堀米くんをはじめ、年若い選手たちがのびのび遊び感覚でプレイしているのが気持ちよかった。新しい競技だから、ベテランたちの変な根性主義に毒されていないのだろう。
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怪物デビュー

2021-03-12 | スポーツ
球史に残る瞬間をリアルタイムで目撃できたんじゃないかな。いや、大げさではなく。

去年1年、公式戦の出番がなく、飢餓感ばかり掻き立てていた佐々木朗希。オープン戦ではあるけれど、ついにマウンドに立ってくれました。

見とれてしまったね。

出てくるまで尋常一様のプレッシャーじゃなかったはずだが、堂々たるもんだ。緊張はしてたんだろうけど、上がるどころか対戦相手のバッターを見下してるんじゃないかと思えるぐらい落ち着き払ってるんだもの。あれで19歳だよ。

セリーグ屈指の強打者ビシエドが三振だもんね。

相手の攻撃をあっさり3人で片付けてベンチに戻る際に洩らした笑顔がまた、さわやかで実によかった。怪我さえしなければ、多分、今年のペナントの話題を独り占めすると思うよ。

ビシエドの名誉のために付け加えると、笑顔で打席に立っていて、いかにも話題の新人との対戦を楽しんでる風が大打者らしくて、これも気持ちのいい光景だった。
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栗原選手に一目惚れ

2020-11-26 | スポーツ
ロッテ愛のオレにとっちゃ、ソフトバンクは不倶戴天の敵だ。シーズンは勝ち越したが、CSは2戦とも逆転で勝ちをさらわれた。正確に言うと、コロナに負けたんだけどね。

だから巨人とソフトバンクという、どっちもお呼びじゃないチーム同士のシリーズ対戦は、ほとんど暇つぶし感覚で観始めた(コロナがなきゃ観なかった)。なのに、観始めたらたちまち魅せられた。SBの栗原陵矢という、ピチピチ活きのいい若手が大暴れしたからだ。

1、2戦の計8打席で7安打、だったかな? 神がかり的な安打量産である。15年前、ロッテが歴史に残る下克上を演じたときの今江の伝説的活躍(8打席連続安打)を思い出してしまった。

この栗原くんという子、シーズン中もCS中もまるで印象に残らなかった。オレなんか、シリーズを観るまでは顔も知らなかったぐらいだ。それが、人が変わったようなこの大活躍。スター性のある子は、いつかどこかで必ず鮮烈な印象を人に刻みつけるよう、生まれついてるんだね。

シリーズMVPを受賞してからのインタビューが、またよかった。うれしさ全開で、こぼれるような笑顔。笑いが止まらないから質問に返事もままならない。喜びを無理に抑えず、素直に爆発させているのが微笑ましかった。

ソフトバンクというチームが、ちょっぴり好きになった。
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