蒲田耕二の発言

コメントは実名で願います。

首相辞任

2011-06-22 | 政治
菅首相が辞任時期を明言しないからと言って、自民以下の野党も小沢以下の党内異分子も、辞めろ辞めろの大合唱だ。しかしオレから見ると、そもそもなんで辞めなければなんないのか、理由が分からん。

たしかに被災地の復興は進んでないし、原発事故収束の目処も立ってない。しかしそれは菅直人が非力だからというより、災害の規模がデカすぎるから、そして何より、野党と党内異分子が首相の足を引っ張りまくっているからではないか。

国民の支持率が低い? そりゃそうだよ、マスメディアが束になってアンチ菅キャンペーンを展開してるんだもん。そのマスメディアは、官僚の強い影響下に置かれている。公然の秘密だ。

それだけ反宣伝をやられながら、なお25%前後の支持がある。大したもんじゃないか。根拠薄弱の不信任案が大差で否決されたのは当然だ。

旧自公政権はかつて、太陽光パネルの利用促進補助を打ち切った。原発推進と矛盾するからだ。これに対し、菅直人は戦後日本の首相で初めて脱原発の方向へ歴史的な舵を切った。再生可能エネルギー利用を法案によって促進しようとしている。これが自民その他と、その背後の霞が関官僚にとって、ひどく目障りなのではないか。

原発とは要するに、巨大な利権の源なのだ。だから官僚もその息が掛かったメディアも電力会社もその御用学者も、原発の存続と電力会社の地域独占体制の維持になりふり構わず狂奔している。これが菅辞めろの大合唱の真相だ。

菅直人は任期満了まで辞める必要なんか、全然ないよ。辞めたら日本がますます不幸になる。
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