蒲田耕二の発言

コメントは実名で願います。

マイナンバー制度

2013-03-23 | 自公政権
アメリカじゃ社会保障番号の名で、生まれた途端にナンバーをつけられるらしいね。そのせいで、酷い目にあったテキサスかどこかの市民の話が忘れられない。10年ぐらい前にNHKが報じた。

そのテキサス人(?)男性は、何気なく自分のナンバーをネット上のサイトに入力した。ネットショッピングでカード番号を入力するぐらいの感覚だったらしい。ところがそのナンバーが盗まれたのか、もともと公開サイトだったのか、世界中にさらされてしまった。

言うまでもないが、マイナンバーは一つしかない。その番号を使えば税金も保険料もローンもクレジットも、すべて特定の個人が負担することになる。さあ大変だ。

米国内は無論、昨日はブルガリア、今日はフランスと、世界各地で男性名義のローンやクレジットが組まれだした。それを止める手段は当時、自己破産以外になかった(いまでも、ないんじゃないの?)。男性は普通の市民生活を続けようと思ったら、未来永劫、止めどなく増え続ける債務を支払わなければならない運命に陥った。文字どおりシジフォスの悲劇だね。

アメリカ人で、あれほど憔悴しきった顔つきの男性は二人しか見たことがない。あとの一人は、血友病治療でエイズに感染した男性だった。

現国会に提出された共通番号制度がアメリカの仕組みと同じかどうか知らないが、同じ危険をはらんでることは間違いないだろう。オレはまっぴらだ。

首相は個人情報保護に万全を期すと言ってるが、そんな安請け合い、信用できるか。ネットに関しては日本より先進国の韓国で、大規模なサイバーテロが発生したばかりだよ。危機管理意識のより低い日本で、無責任官僚横行の日本で「万全」? 冗談かよ。

TPP交渉参加、武器輸出3原則の骨抜き、辺野古埋め立ての抜き打ち申請と、この「決められる」内閣、どんどん危ないことを決めていくね。
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