蒲田耕二の発言

コメントは実名で願います。

イケニエ

2018-05-25 | 社会
血祭りに挙げる絶好のイケニエが現れて、日本中大喜びみたいだね。

いえね、オレだってあの若い(元?)アメフト選手にはもう同情しまくってるし、あれほど潔く清々しい若者は珍しいと思ってるよ。はたちの若さであれだけ理路整然とした話し方ができるんだから、頭もよさそうだし。

それに対して、日大の古ダヌキとかコーチとかがまた、グズグズ煮え切らない、モタモタ回りくどい、往生際の悪い話し方なんだよね。宮川選手と真逆で、ぜーんぜん潔くないから何を言っても自己弁護にしか聞こえない。で、バッシングの嵐。みずから墓穴を掘るとは、このことだ。

だから、こいつらには全然同情しない。どころかオレ自身、彼らを叩く発言を追いかけてる。

それを前提に言うんだけど、彼らに対する世間の反応って、ちょっとファッショっぽくない? 言い換えれば、マス・サディズム。

こういうとき、アメフトとも関学とも日大とも加害者とも被害者とも無縁なクセに、正義漢ヅラしてテレビその他で気持ちよさそうに悪口を言いまくる人物が必ず現れる。事実、現れてる。オレ自身も含めて、それに喝采し、同調する世間がこわい。

本田圭佑が「いつまでも過剰に責め続ける人の……ほうが罪は重い」とツイートして、こっちもフクロ叩きに遭ってるが、本田の考え方の方がオレは健全だと思うよ。

それにしても、組織の中枢にいるオヤジたちって、なんでこう危機対策が下手クソなのかね。ふだん、狭い閉鎖社会の中でいばり散らしてばかりだからかね。日本経済の沈滞や国際社会での日本の地盤沈下も、それと無関係じゃないんじゃないかなあ。
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