蒲田耕二の発言

コメントは実名で願います。

男女機会均等法

2018-05-17 | 社会
こと政治分野の男女共同参画推進法が成立。何はともあれめでたいが、形だけ整えてもねえ。

だってさあ、女性議員ていうと少なくとも自民じゃ稲田朋美に高市早苗、丸川珠代等々、小林よしのり言うところの准男性ばかりじゃん。別名「名誉男性」。ああ恥ずかしい。

山尾志桜里議員や森ゆうこ議員のような、男に媚びを売らない女性は女性を含む大多数から嫌われる。この風土をまずなんとかしないと、女性議員の数だけ増えても男性優位の議員構成は事実上変わんないのと違うか。

成瀬己喜男の古い作品に『山の音』という1本がある。夫の浮気に耐える若い嫁を義父がそっと見守る、という映画。原節子演じるその嫁の描き方がひどい。

ケナゲに明るく振る舞い、舅に仕えるだけじゃなく、小さなしくじりにペロッと舌を出したりする。ほとんど小学生である。

日本社会は、女を常に従順な幼児性の枠に押し込もうとしてきた。女も、従順に可愛らしく振る舞うことが美徳だと思い込んできた。ボーヴォワールいわく「女は女に生まれるのではない。女になるのだ」。この国は地で行ってる。

『山の音』は古典的名作とされている映画だが、こういうのが称賛されてきたところに日本文化のダメな部分が現れていると思うよ。

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