蒲田耕二の発言

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授業介入

2018-03-16 | 社会
名古屋の中学が前文科次官の前川喜平さんを講師に招いて授業したら、文科省の小役人が難癖をつけたらしいね。

いちおう「問い合わせ」って形だが、国の行政機関が地方の公立校に「もっと慎重な検討が必要だった」なんてメールを送れば、遠回しの脅し以外の何物でもないだろ。問い合わせは10項目以上にわたり、授業の録音データの提出まで要求したというんだから常軌を逸している。

それに対し、当の役人がうそぶいていわく、「異例ではない。現場にプレッシャーを掛けた認識はない」。何を言ってるんだよ。教育基本法に抵触しかねないマネしといて。

問い合わせの理由が、前川氏は天下り問題で引責辞任しただの出会い系バーを利用していただの、加計問題で安倍の旗色が悪くなったとき前川氏の人格攻撃をやった読売と、もうまったく同じ。今度も官邸の意向を「忖度」したとしか思えないね。

官邸の顔色をうかがって、官僚がみずから法律違反さえ辞さないって点で、これは森友文書の改竄と同じレベルの不祥事ではないか。

さらにはまた、授業内容に国が口を出そうとする点に、国家主義の臭いがプンプンする。

北朝鮮じゃ国のリーダーの賛歌を国民に歌わせ、韓国じゃ「独島(竹島)は韓国領」なる歌を小学生にうたわせているそうだけどね。そうやって国民を洗脳しようとするのは結局のところ、リーダーに国民の信頼がなく、竹島の領有主張に後ろめたいところがあるからだろ。

行政が1中学校の授業にまでピリピリするのは、やっぱり内心ビクビクものだからと違うか。

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