12月25日の毎日新聞 香川版が伝えています
LGBTなど性的少数者の生活環境向上に取り組む市民団体「PROUD(プラウド)」(高松市)は24日、募集していた「どんな性別でも使えるトイレのマーク」について、112点の応募から投票で選ばれた最優秀賞2点を発表した。今後、県内の多目的トイレに掲示してもらい、性的少数者も使いやすくなるよう、県内の行政や企業に働きかける。【伊藤遥】
体と心の性が一致しない人が自分の望む性別のトイレに入ると非難されるなど、性的少数者には外出時のトイレで困ることがあるという。そこで多目的トイレを使いたくても、障害者や妊婦などのマークしかなく、使いづらいという。
プラウドは6月にマークの募集を開始。3カ月で112点が集まった。10月の1次選考で、プラウドメンバーやデザイナーなど12人が、分かりやすさや美しさを基準に11点に絞り込み、その後のインターネットなどによる一般投票(総数1113票)で東京都の情報配信会社「コネクト」(488票)と、愛知県在住の一般男性(279票)の2作品を選んだ。プラウドの藤田博美代表によると、性的少数者の象徴である虹色など限定的な表現を避け、「誰でも使える」ことを重視した作品に支持が集まったという。
二つのマークは、自由利用も検討する。藤田代表は「マークは行政や企業に独自に考えてもらってもいい。まずはこの問題を知ってほしい」と話している。
こういう取り組みが増えると、女装子さんが女性トイレに入って痴漢扱いされて逮捕されるという悲劇も減ると思います。
本当に意義のあることです。プラウドさん、頑張ってください。