いってみれば、妻の勘みたいなものね。どこがどうというのではないけれど、ちょっと変なの～『炎情』から

先月にお伝えした『炎情』。
改めて読み直してみました。
夫であり女装愛好者である徹さんの行動の微かな変化は、妻の憲子さんに感じ取られていたのです。

憲子さんが閉経をしたのと、会社で役員になったのとは、ほぼ同じ時期だった。今、考えると、この頃から徹さんに徴かな変化が表れていたと憲子さんは回想する。
「いってみれば、妻の勘みたいなものね。どこがどうというのではないけれど、ちょっと変なの。食事中にぼんやりしていて、会話が途切れたり、一週間に一度くらい帰りが極端に遅くなって、ちょっと今までと達っていたのよ。携帯をのぞいて妙にそわそわする素振りのときもあったわね」
　ただ、徹さんに女ができたとは思わなかった。彼がいかに家族を愛してくれているかは、日常の言葉の端々からも感じ取っていた。


女装子愛好男子の私が想像するに、徹さんは男性とデートしていましたね。
食事中にぼんやりするのは彼とのデートのときを思い出していたから。
一週間に一度帰りが極端に遅くなったのは、彼氏とデートとしたから。
　会社には午後休を使って夕方から逢引してホテルの一室で優しく抱かれる。
　その後に着替え部屋でメークを落として帰宅するとどうしても遅くなります。
携帯をのぞいて妙にそわそわする素振りをしたのは、彼氏と自分のスケジュールが合ってデートの日時が決まったから。
　何を着ていこうかしら、どんなメークにしようかしら、彼はどのように抱いてくれるかしらと思えば、徹さんも少女のようにそわそわします。

そして悪いことに妻の憲子さんは会社の役員。
数多くの部下を持ち、人の行動を詳細に見ることができる。

既婚者女装子さんは、妻の前で女装関係のメールを見ないようにしたほうがいいですね。
自室でみるか、会社帰りの喫茶店でみるようにしましょう、
それと、彼氏のデートの日だけ遅くなるのではなく、月のうちの何日かはダミーとして遅くなる日を作っておく。
もしくは個人的に『出張』にいってしまう。
（ただ、これは費用もかかりますし、徹さんは妻が同系列の会社にいるのでバレる可能性もありました）

リスク管理は大切です。
皆さん、慎重に行ってください。