年末に大掃除をして本棚の整理をするひとは多いようですね。
そして、それをブックオフに持ち込む。
買い取りコーナーは大忙し。
これにより、年が明けると、ブックオフの棚はとても充実します。
年末に買い取った本が並ぶからです。
私も3日にブックオフにいったのですが、うれしいことに文庫本コーナーにはフランス書院やマドンナ社のものがぎゅうぎゅう並んでいます。
地元の青少年たちが抜きおわったものを処分したのでしょう。
そのなかで、館淳一先生のものを2点買いました。
選ぶ基準は目次に「美少女」が入っていること。
そう、館先生の「美少女」は女装させられた美少年なんです。
『女神の快楽玩具』には、元の担任教師、いまはSMの女王の紀美子様にとらわれられて女装奴隷にされていく朝人君がはじめて女性下着をつけるシーンがエロティックに描かれています。
朝人はまず手渡されたパンティを穿くように命じられた。
薄い、ピンク色の、いかにも軽くて女らしい下着を見ると、さすかに羞恥と屈辱の念か湧いてくる。と同時に、憧れの念が湧いてくるのも事実だ。(中略)
意を決して、妃美子と緋紗美が見守る中で、全裸の朝人はピンクのパンティに脚をとおした。
ぐいと引きあげると、コットン素材なのに薄くすべすべして伸縮性に富んだ布地が下腹と股間にぴったり密着し、圧迫した。
(うッ……!)
ざわざわッという戦慄を覚えた。男の下着では味わったことのない、心地よさのせいだ。
(えッ、パンティってこんなに穿き心地がいいのか)
これまでブリーフを穿いていたら、戦慄を覚えるほど感動しなかったのではないだろうか。下腹部、ペニス、睾丸、会陰部や鼠蹊部に感じる布地とゴムの感触、圧迫感が初めてだったからこそ、その刺激が新鮮に朝人の欲望を刺激したのだろう。
「よく似合う。ぴったり。じゃあ次はこれを」
緋紗美がスリップを手渡してくれた。基本的には太腿の半ばぐらいまでの丈で、裾に白いフリルが飾りつけられている。肩紐ではなく、首と肩のまわりはラウンドネックといってタンクトップに似た感じになる。襟まわりも白いフリルで胸もとは乳房の下の部分までがレースで切り替えになっている。
それを頭からかぶる。胸のあたり、腰のあたりがきつい。体形はやはり男の子なので、女の子の曲線と食い違っているせいだ。
しかし、パンティを着けた時と同じように、肌は快感を味わっている。
「驚いた、一瞬で女の子になっちゃった。もうこれだけで何もいらないみたい」
(中略)
壁の黒い幕の1カ所をかきわけると、そこに現れたのは等身大の鏡だった。
紀美子の快楽のための空間には、そこに連れ込まれた人間が自分の姿を見せつけられる、大きな鏡が用意されていたのだ。
「ええッ」
朝人は目を疑った。鏡の中に写っているのが自分だとは思えなかったからだ。
ほっそりした肉体の、清純そうな美少女が驚いた顔をしてこちらを向いている。そのスリップ姿のどこにも、不自然な、醜悪な、嫌悪感を催させるところがない。
体毛を剃り落とされて、体を洗われて、髪が濡れた状態であったから、それが朝人のもともと中性的な印象をぐっと女性的なものへと強調させたのだろうか。
「ふうん、お化粧も何もしていないのに、このままでじゅうぶん女の子じゃない。男の子がいまのおまえを見たら、たちまち勃起すると思うよ」
紀美子も、朝人の変身ぶりに感嘆して唸るような声をだした。
引用元:館淳一著『女神の快楽玩具』
そして、それをブックオフに持ち込む。
買い取りコーナーは大忙し。
これにより、年が明けると、ブックオフの棚はとても充実します。
年末に買い取った本が並ぶからです。
私も3日にブックオフにいったのですが、うれしいことに文庫本コーナーにはフランス書院やマドンナ社のものがぎゅうぎゅう並んでいます。
地元の青少年たちが抜きおわったものを処分したのでしょう。
そのなかで、館淳一先生のものを2点買いました。
選ぶ基準は目次に「美少女」が入っていること。
そう、館先生の「美少女」は女装させられた美少年なんです。
『女神の快楽玩具』には、元の担任教師、いまはSMの女王の紀美子様にとらわれられて女装奴隷にされていく朝人君がはじめて女性下着をつけるシーンがエロティックに描かれています。
朝人はまず手渡されたパンティを穿くように命じられた。
薄い、ピンク色の、いかにも軽くて女らしい下着を見ると、さすかに羞恥と屈辱の念か湧いてくる。と同時に、憧れの念が湧いてくるのも事実だ。(中略)
意を決して、妃美子と緋紗美が見守る中で、全裸の朝人はピンクのパンティに脚をとおした。
ぐいと引きあげると、コットン素材なのに薄くすべすべして伸縮性に富んだ布地が下腹と股間にぴったり密着し、圧迫した。
(うッ……!)
ざわざわッという戦慄を覚えた。男の下着では味わったことのない、心地よさのせいだ。
(えッ、パンティってこんなに穿き心地がいいのか)
これまでブリーフを穿いていたら、戦慄を覚えるほど感動しなかったのではないだろうか。下腹部、ペニス、睾丸、会陰部や鼠蹊部に感じる布地とゴムの感触、圧迫感が初めてだったからこそ、その刺激が新鮮に朝人の欲望を刺激したのだろう。
「よく似合う。ぴったり。じゃあ次はこれを」
緋紗美がスリップを手渡してくれた。基本的には太腿の半ばぐらいまでの丈で、裾に白いフリルが飾りつけられている。肩紐ではなく、首と肩のまわりはラウンドネックといってタンクトップに似た感じになる。襟まわりも白いフリルで胸もとは乳房の下の部分までがレースで切り替えになっている。
それを頭からかぶる。胸のあたり、腰のあたりがきつい。体形はやはり男の子なので、女の子の曲線と食い違っているせいだ。
しかし、パンティを着けた時と同じように、肌は快感を味わっている。
「驚いた、一瞬で女の子になっちゃった。もうこれだけで何もいらないみたい」
(中略)
壁の黒い幕の1カ所をかきわけると、そこに現れたのは等身大の鏡だった。
紀美子の快楽のための空間には、そこに連れ込まれた人間が自分の姿を見せつけられる、大きな鏡が用意されていたのだ。
「ええッ」
朝人は目を疑った。鏡の中に写っているのが自分だとは思えなかったからだ。
ほっそりした肉体の、清純そうな美少女が驚いた顔をしてこちらを向いている。そのスリップ姿のどこにも、不自然な、醜悪な、嫌悪感を催させるところがない。
体毛を剃り落とされて、体を洗われて、髪が濡れた状態であったから、それが朝人のもともと中性的な印象をぐっと女性的なものへと強調させたのだろうか。
「ふうん、お化粧も何もしていないのに、このままでじゅうぶん女の子じゃない。男の子がいまのおまえを見たら、たちまち勃起すると思うよ」
紀美子も、朝人の変身ぶりに感嘆して唸るような声をだした。
引用元:館淳一著『女神の快楽玩具』