
承前です。
TBSラジオは竹山氏の番組の前にもリスナーの記憶の「穴」を探す企画をやっていました。
私が面白く聞いていたのが、伊集院光の「日曜日の秘密基地」(2000年~2008年)です。
これはよく聞いていましたね。
もう一つ、私にもう一つの穴があります。
高校生時代、同級生のP君はよくエロ本を教室に持ち込んでいました。
まあ17-18歳の高校生なんて、頭の中はエロだらけ。
そして昭和の時代はインターネットなんていうものはない。
純真な青少年の性衝動を鎮めるメディアはエロ本でした。
その日、Pが持ち込んだエロ本は「SMファン」。
ご存じの方もいるでしょう。
サイズは岩波新書と一緒くらい。
これを奴がどうやって手に入れたかは不明。
高校生のくせに「SMフアン」だと.....。信じられない。
40人の盛りのついた男どもは、縛られた女体写真にハアハアいっておりました。
陽も陰りただした6時間目、私の手元にSMファンが回ってきました。
教師の目を盗み、教科書や参考書以上に真剣に読む私。
そこで一つの手記に目が留まったのです。
それは女装趣味が高じて、本当の女になりたくなった男の話。
カルーセルさんの性転換と同時期だったと思います。
その手記は、男が自分で切り落とそうとする手記でした。
いやあ、これは衝撃的な手記でした。
高校生には刺激が強すぎる。
40年以上たったいまでも、その内容を覚えているんですから。
ただ、SMファンかどうかも定かではない、そして発行年月も当然わからん。
できることなら、もう一度読み直してみたいんですが、こりゃ無理ですわな。
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