休日は風を切って

休日は自転車に乗って風を切って、そんな生活をずっと続けていけたらと思っています・・・

『電動アシストの実力を試す』っていうか・・・

2010年04月26日 | 自転車

(2010.4.25 2:29pm 藤田川:郡山市喜久田町)

4月25日、きょうは朝からとてもいい天気になりました。夕べ店長から電話を頂戴して「明日自転車を取りに来るなら午後は用事があって午前中にお願いしたい」とのことだったので、スヌーピーのナップサックにヘルメットとグローブを入れて歩いていくことにしました。まあ、歩くといっても2キロちょっとといったところですから、こんないい天気の日にはかえって気分がいいものです。



本宮市内にさしかかり、阿武隈川にかかる上の橋からは市街地と安達太良を見ることが出来ます。ほんとうにおそろしいほどすごい天気の日です。



阿武隈川の堤防沿いを歩きます。抜けるような青空、桜は満開、こんなに気分のいい朝はそうはないと思います。



午前9時9分、これが中の橋から見た安達太良です。



これが下の橋からみた安達太良です。



そしてこれが、下の橋からみた阿武隈川上流方面です。



午前9時30分、さんざん道草を食ってようやくお店付近に到着です。調整の終わった自転車と請求書を引き取り、まっすぐ帰ろうかとも思ったのですが、あんまり天気がいいので再びみずいろ公園に行きました。



午前10時15分、これが今日のみずいろ公園です。安達太良が綺麗です。

自転車を家に持ち帰ってサドルバッグやドリンクホルダやライトなどを取り付けて、いつでも走れるようにセットアップしました。午後からでも“ワイフ君”に取扱いの説明をして走らせてみようと思ったのですが“寒い”という一言で却下されました。たしかに気持ちいいほど晴れ渡ってはいるのですけれど風が少々あって寒いことは確かです。まあ、素人ですから寒いときは自転車には乗らないっていう“常識”があるようです。無理強いしようなんていう気はサラサラ無いので、ならばわたしが徹底的に試走をしてこようと思いました。



近所の五百川小学校の桜を眺めながら、向かうは御霊櫃峠。電動アシストでヒルクライムはどんな感じか確かめてみようと思ったんです。



鯉のぼりが風に泳いで確かにちょっと涼しい。それにずっと向かい風なんです。



途中“いちめんのなのはな”に出会いました。



アサヒビールのタンクを左に見て進みます。



工業団地を走り・・・



工業団地内の“恵向公園”を通過して・・・



高速道路をくぐると新座運動公園のバックに安達太良が見えています。まあここまでは快調。ただずっとEcoモードの8速で走っているので電動アシストがカットされているのかもしれません。結構いい運動になっていたりするんです。



アシストレベル“LOW”と“HIGH”の他に“AUTO ECO”というモードがあってこれは平坦地走行などで踏み込む力が弱いときは自動的にアシストをカットするという仕様です。また電動アシスト車は時速24キロ以上では働かないために、普段通り走ろうとして結構頑張っているときはほとんど自力で走行しているのです。



おお、なんて綺麗な蔵。ついつい見とれてしまいます。





この蔵のある集落には虚空蔵様があってお祭りのようでした。



とあるお宅の大きな鍾馗様の幟をパチリ。と、そこへ家人が車で通りかかって
「鍾馗様写真に撮ってたの?」
「そうなんです。今こんな立派な幟は珍しいですよね」



あの山を越えるところが御霊櫃峠。そう、ちょうど中央より左、ガクンと下がっているところがそうだと思います。



郡山市喜久田町を通過、堀之内というところに差し掛かると見事な桜が目に飛び込んできました。これはもう行ってみるしかなさそうです。





いやー、とても見事な桜並木です。沢山の方々がおいでになっていて、シートを広げて楽しそうに花見をしている方々もいます。





これってひょとしたら笹原川の千本桜より凄いかもしれません。





この桜は“藤田川ふれあい桜”といわれているそうで、堀之内橋の上下約3キロにわたって桜並木があるそうです。



国道49号線を横断し、県道29号線を逢瀬公園目指して走ります。直線路の向こう、御霊櫃峠も少し近くなってきました。



逢瀬公園の反対側、逢瀬川沿いにまたまた桜並木。まあこちらはまだ木が若くてこれからますます見事になることでしょう。



その桜並木に沿って走っていくと、なにやら前方に“空飛ぶ円盤”の基地が見えてきました。



郡山市の“空飛ぶ円盤”でした。



さあ、いよいよ御霊櫃峠が迫ってきました。中央の低い部分がそうです。ところが少々不安があります。というのは先ほどバッテリー残量を示す4個のランプのうち残り1個になったのです。まあ登ってしまえば後は下るだけですからバッテリーが切れたとしても普通に漕いで帰ればいいと思いました。



さあ、いよいよ御霊櫃の上りが始まりました。1キロ、2キロ・・・と、突然バッテリー残量を示す最後の赤ランプが点滅しだしたんです。するといきなりペダルがググッと重くなって進めなくなりました。バッテリー切れです。自分ではほとんど自力で登っているんだと錯覚していたようで、その実はまったく反対の“ほとんど電動アシストの力”で登っていたようです。

ここまで随分自分の力で走ってきたんだと思っていましたが、実際はそれぐらい自然にアシストされていたようです。ですから昨日から充電補充無しで走っていたので出がけに3個点灯していたランプは県道29号線に入ったところで2個になり、御霊櫃の頂上にたどり着くことが出来ずにゼロになってしまったんですね。



バッテリーが切れてしまった自転車は23キロというただ滅法重いだけの代物で、自力で御霊櫃の頂上を目指すなんていうのはすぐにあきらめてUターンしました。重い自転車も下りは加速度が着いてラクチンらくちん。あっというまに先ほどの逢瀬川の桜並木へたどりつきました。



時間はもう午後4時50分、幾重にも重なる山々の翳りを見ながら帰りを急ぎますが、少し上り坂になるといきなり自転車の重さが効いてきてスピードダウンしてしまいます。これは結構足に来ます。





ようやくアサヒビールの工場までたどり着きました。まあ下り基調とはいえ行程の半分が電動アシスト無しの自力走行となってしまいました。これはまさに『電動アシストの実力を試す』どころか『電動アシストに実力を試される』ハメになってしまいました。



“電池残量を甘く見ると痛い目に遭うぞ”という電動アシストからのありがたい教訓を頂戴して、くたびれた足を屈伸させながら“リアルストリーム君”の記念写真を撮りました。ロードバイクに乗っていると普段のスピード感覚で走らせようと思ってしまうんです。ですから結構頑張ってしまってアシストをあんまり受けずに自分の脚力を使ってしまうようです。車重の重さからスピードは出せないので、チームでのサイクリングには向きませんというより絶対無理です。ただマイペースで走る分には電動アシストって結構いい運動になるかも・・・。

今度はバッテリー満タンで御霊櫃に再挑戦か。



最新の画像もっと見る

25 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
昨日は最高級の休日でしたね (楽山)
2010-04-26 07:33:43
さっそくのアタック御霊櫃、お疲れさまでした。
お店で購入して、即アタックに出向くというのは、さすがですね。レポートも臨場感ありました。

なるほど、バッテリーが切れるという条件付なんですね。
ハイブリッドのように、走りながら充電するものだと思っていたのですが、充電しないとダメなんですか。
だとすると、ロングライドに使おうとすると、ちょっとつらいところがありますね。
返信する
楽しそうなブログですね! (たけちゃん先生)
2010-04-26 09:59:57
桜の下をロードバイクで駆け抜ける!!いいですね!!

よく更新されていてすごいですね。
私ももうちょっと更新しないとなぁ・・・
よかったら私のブログも見にきてください!

オーダーメイド通信教育のオダテン:http://www.odaten.com
ちょこっとだけ成績アップブログ:http://blog.goo.ne.jp/taketyansensei

返信する
さすがですね。 (ロンリーH)
2010-04-26 15:07:14
新車受け取り直後に御霊櫃峠チャレンジとはさすがですね。
そんなチャレンジがないと奥様に特徴を聞かれたら説明できませんもんね。
次回チャレンジ報告楽しみにしてます。
車に積めれば逢瀬公園から充電満タンでチャレンジ出来るのでしょうけどタイヤ外せないからちょっと無理かな。
返信する
“楽山さん” (koji)
2010-04-26 19:37:59
バッテリー残量に少々不安はあるものの、ひょっとしたらということで御霊櫃に分け入って観ました。しかしながらこんな時の不安というのはおそろしいほど的中するもので、案の定それもほんの入り口でダウンしてしまいました。
アシストがストップしたとき、いきなり重くなったペダルに、自分自身の脚力はこんなにも頼りないものだったんだと少々悲しくなりました。
カタログ上はフル充電だとLOWアシストのECOモードで最大117kmとなっています。御霊櫃は終始フルアシストですからこの半分も行ったらいいところだと思います。
電動アシストを試すはずが、自分の脚力を試されるという皮肉な結果でした。
返信する
“たけちゃん先生” (koji)
2010-04-26 19:47:53
コメントありがとうございます。今回は電動アシスト自転車でしたが、ロードバイクはやっぱり特別気持ちがいいです。これからが一番気持ちのいい季節です。“たけちゃん先生”もぜひ自転車を引っ張り出して風を切ってみてください。
“たけちゃん先生”のブログ見させていただきます。
返信する
バッテリー切れ (TOSSY)
2010-04-26 19:51:35
電動アシストは楽チンですがバッテリー切れを起こしたら悲惨です
私はいつも遠出をする前日にフル充電にしますが年数がたっているものだから新品よりもフルに入れても少ない距離しか走れません
でも 電池高いのよね
近所を走るには差しさわりがないからそのままです

見事な桜とあ多々良山ですね

私も寒い時は自転車に乗りたくないです
返信する
“ロンリーHさん” (koji)
2010-04-26 19:57:31
そういえばこの車種は前輪がクイックレリーズになっているんです。そう、車で持ち運びが可能ですよね。次回は御霊櫃入り口まで車で運んで試してみますか。“ロンリーHさん”ありがとう、ぜひそうしてみます。
返信する
“TOSSYさん” (koji)
2010-04-26 20:08:24
“TOSSYさん”も電動アシストでしたね。走っているときあんまりアシストが自然なせいか、自分の力で走っているものだとばかり思っていました。アシストが無くなると途端に自転車が重たい鉄の塊になったようで帰り道がとても不安になりました。常にフル充電を心がけておかないと、充電を忘れた携帯電話のようなモノになってしまいますよね。
今回はじめて眺めた藤田川の桜はそれはそれは綺麗で見事なものでした。
安達太良も雪の残る今の時期が、鼻筋に白粉を付けたお祭りのときの子供のようでとても美しいように思います。
“TOSSYさん”のおっしゃるように風と寒さは自転車の敵ですよね。わたしも乗りたくないですよ。
返信する
やっぱりシマノで (ケンヂ)
2010-04-26 23:52:25
出さないといけないでしょう,次期電動アシストDURA-ACE。
オレは売れると思うけどな。
なんてことを言っていると,うちのチームから追い出されそう。
まぁ街乗り・平坦地乗りなら,奥様と楽しくポタリングできますね。これで三春までというと考えなければならないようですが…。
返信する
“ケンヂさん” (koji)
2010-04-27 05:51:36
問題はバッテリーの容量と重さ、そしてモーターを含む駆動系の重さだと思います。そして最大のネックは坂道の連続、車重があるので上り坂は電動アシストに頼る他はありません。これが思ったより電池を消耗してしまうようです。
“ケンヂさん”のおっしゃるように“街乗り・平坦地乗り”なら伴走するこちらがスピードを抑えれば問題なく走れると思います。三春方面もこちらからだと坂が多いですよね。いろいろ試してみたいと思っています。
返信する

コメントを投稿