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(2017.11.24 0:11pm)
夜中に雨か雪が降ったらしく、朝起きると道路が濡れていました。
安達太良方面は一日中、雪雲の中に見えたり隠れたりを繰り返していました。
今月17日のことでしたが、伊王野のそばが食べたくなって“ワイフ君”と出かけました。その途中で白河市の小峰城跡に立ち寄ってみたんです。
こんな綺麗な紅葉もありましたが、震災で崩れた石垣の修理がどの程度進んでいるのか見ていこうと思ったんです。
工期は来年の3月いっぱいのようで、工事はまだ続けられていました。
(大きな画像)
この写真を見ると、崩落がどれほどひどかったのかが分かります。
写真の崩れた部分は、すでにこのように積み直しされていました。ジグソーパズルと同じ理屈ですが、一番下の部分から石垣を積み直していくのですから大変な作業だったと思います。
(大きな画像)
(大きな画像)
小峰城の石垣の特徴がこの部分、『同心半円形落積(どうしんはんえんけいおとしづみ)』です。狙いは崩れにくくするためだと思うのですが、それでもあの震災の揺れには勝てなかったんですね。
(2009.10.11撮影)
この部分を震災前に撮影した写真がありました。見比べても上手に積み直してあるのが分かります。小峰城の石垣には「おとめ」の悲しい伝説があります。それは石垣のどの辺なのか・・・。
石垣も平らな面積が多いところより、このように出入りが有った方が強いのかも知れませんね。
これは小峰城の御三階櫓(三重櫓)。無事だったんですね。
ここは石垣に隙が出来てしまったようです。残念なのはここにあった「白河バラ園」が完全閉鎖になってしまったことです。
『道の駅東山道伊王野』蕎麦の“水車館”はきょうも満員。
きょうは窓から水車を眺めながら“りんどう館”のほうで蕎麦をいただきました。
蕎麦を食べた後は農産物直売所でお買い物。わが家からここまでは90キロ。自転車でここまで来たりしてたっけなあ・・・。
片道90キロの所へお蕎麦を食べに~?
でもお城の見学がメインだったのですね。
運転が気にならないとどこへでも出掛けられて
いいですね~♫
震災から何年も経っていますが
まだこうして修復作業が行われている。
完全復興までの長い道のりの一端を教えていただきました。
石垣の組み方にもいろいろあるものですね。
私も湖西の湖沿いにあった石積みを思い出します。
穴太積みと聞きました。
(以前、独り占めした“白河の関”の紅葉)
http://blog.goo.ne.jp/koji5678/e/969970517f529cd7174b6ae4b4073490
残念ながら、今年の紅葉はどこも早いらしくて、もうすでに見る影もありませんでした。
途中で小峰城見学が出来たのがせめてもの収穫でした。震災直後に見たときにはどうなってしまうんだろうと思いましたが、こんなに元通りに直せる技術を本当に素晴らしいと思いました。
ここよりはるかに規模の大きな熊本城のこれから、その修復には10年とか20年とかの時間を要する見通しですけれど、綺麗に復元できた姿をぜひ見てみたいものです。
結局は人数制限と言う形で許可になったのですが、あの震災にも負けなかった昔の工法を違法建築としたお役所の担当者の感想を聞きたいです。
現在の建築基準法以前に既設のものは対象外なのかも知れませんが、新しく造った小峰城はその適用対象になってしまったというわけなのでしょう。再建計画が具体的になり、設計をする段階でそのような問題があることに、一流の専門家どころが揃いも揃って誰も気づかなかったというのもお粗末ですね。