(噴煙上がる標高1,949mの一切経山の手前に広がる浄土平湿原を散策する・・・)
6月21日、“ワイフ君”と買い物に出かけたついでに、初夏の磐梯吾妻スカイラインに行ってみることにしました。ここのところ、連日バラの後始末に精を出していた“ワイフ君”でしたから、ここらで一息つけてもいいころだと思ったんです。
走る車の中からでも、“ワイフ君”は目聡くいろいろな植物を見つけるんです。車の少ない時期なので、失礼して路肩に駐車します。そして、様々な植物たちを間近に観察して楽しみます。
きょう最初に“ワイフ君”が見つけたのがこの花。色が鮮やかだったのですぐに目に付いたのだそうです。一見ランのようにも見えますが定かではありません。この花とはこの後で再び出会うことになります。
その近くで咲いていたこの花。
これも、わたしには全く分からない植物です。
★【ベニバナイチヤクソウ】(紅花一薬草)ツツジ科イチヤクソウ属の常緑多年草。(「ウィキペディア」より)
路肩にはこんなものも。これって正真正銘のイチゴですよね。驚いたことに、これが結構繁殖しているのです。
★【ノウゴウイチゴ】(能郷苺)高山性の苺。園芸作物の苺に近い同属種なので、普通の苺と同様の美味な実が生る。(山川草木図譜より引用)
ニワゼキショウの背を高くしたような植物が群生していました。
★【ルリニワゼキショウ】(瑠璃庭石菖)別名「アイイロニワゼキショウ」。ニワゼキショウよりも青色が濃く草丈が大きめで、花は小さめ。北アメリカ原産の帰化植物。(山川草木図譜より引用)
この「ふわっふわ」の綿毛はミネヤナギ。
そこにあったクルマバソウにも似た植物。
よく似ているけど、わたしが知っているクルマバソウとは微妙に違うんです。だいいち、葉っぱが小さいし背丈が大きすぎます。
これはマイヅルソウの群生。
そして、マイズルソウの間から窮屈そうに顔を出していたのは・・・ツマトリソウ。
噴煙の上がる一切経山を見ながら、買い物先で購入してきたオニギリなどで軽くお昼にしました。
車を浄土平駐車場に入れて、さっそく湿原の探索にでかけるといたしましょう。
湿原の白いポツポツはワタスゲ。
イワカガミ
イソツツジ
標高1,600mの浄土平湿原に吹く風は、時々ワタスゲを涼しげに揺らして通り過ぎていきます。
イオウを多く含んだ川の底には、湯ノ花が沈殿して白くなっていました。
木道を飲み込もうとするシャックナゲ。
ツマトリソウ
イソツツジ
ハイマツの鮮やかな蕾というか花。
マルバシモツケ
爽やかな初夏の湿原散策もこれぐらいにして・・・
帰り道でもまた“ワイフ君”がなにやら見つけたらしくて車を駐めました。
ここには、行くときに見つけたあの鮮やかなランのような花が群生していました。
コバイケイソウの群生では、トウモロコシみたいな蕾が花開く準備をしていました。
コバイケイソウの側に咲いていたこの花は「ゴゼンタチバナ」という植物のようです。
家に戻ってネットで調べてみましたら、どうやらこの植物はハクサンチドリの仲間で「ノビネチドリ」というランの仲間みたいです。
磐梯吾妻スカイラインと浄土平湿原の楽しい初夏のドライブでした。
★植物名の検索には「ウィキペディア」、「山川草木図譜」、「安達太良山の植物:佐藤光雄・著」などを参考にさせていただきました。
気温は100mの標高差で0.6℃違うといいますから、わたしが暮らす標高250mの場所とはざっと・・・8℃も違う気温になるようです。
さわやかな初夏の湿原は、ちょうど咲き始めた花々やワタスゲが可愛らしくて癒やされました。
凄まじい噴火のエネルギーが漂う荒々しい形相の磐梯吾妻スカイラインの中にあって、緑豊かなこの窪地を浄土平と名付けたのもうなずけるような気がいたします。
浄土平、懐かしいです。良いところですよねえ。
一切経山にも何度か登ったし。。。
湿原のワタスゲが可愛かったのを思い出します。
一時、母のことなど色々とあって遠出ができなく成っていました。
また行きたいです🎵
奥様、庭仕事の良い骨休めに成りましたね。
kojiさんの優しさが、読んでいるこちらにも伝わって心が暖かくなりました(^-^)
今では、わたしの方が足手まといになるようになってしまいました。少々くやしいですねれど致し方ありません。
二人とも植物が好きなのでどこに行っても結構楽しめてしまうところがありがたいです。
わたし、やさしくないんですよ。ただ、役に立てる事っていったら、今では運転してやれることぐらいしかないのです。“ワイフ君”は運転があんまり好きじゃないのです。
それから、文中の不明な植物は出来るだけ調べて加筆しておきましたので参考になれば幸いです。
岐阜からだとプラりと行ける距離ではないですが、訪ねてみたいと思いました。
福島の山は登ったことは無いのでサイクリングと併せて一度歩きに行ってみたいです。
遠くから来られる方々には、ぜひ他の観光目玉と抱き合わせで来られるのがよろしいかも知れません。尚、春の開通間際には雪の回廊も楽しめます。
窓を開けて高原の空気を吸いながらとはいきませんでした。車の窓を閉めてエアコンを入れながらオニギリを食べました。
あの虫たちは車の排気ガスのニオイが好きなんでしょうか。不思議ですよね。
高原の花々はどれもなつかしく拝見しました。
ワイフ様、うらやましい程スリムで素敵♬