休日は風を切って

休日は自転車に乗って風を切って、そんな生活をずっと続けていけたらと思っています・・・

『磯上のヤマザクラ』を見に行く(栃木は山桜も散っていた・・・)

2016年04月21日 | 自転車

(2016.4.20 残念ながら葉桜になっていた『磯上のヤマザクラ』:栃木県大田原市両郷)

きのう天気予報をみたら、4月20日のきょうは最高の自転車日和。



午前3時半に起きて、準備をしながら少し明るくなるのを待っていたら・・・



午前5時になってしまいました。家人を起こさないように、そーっと出発しました。



朝日ビール福島工場に朝日が射しています。



スーパードライがタップリと入ったタンクが朝日にキラキラ輝いています。これでこそ、正真正銘のアサヒ・スーパードライです。



オレンジ色に輝く東の空に向かって、坂道を漕いでいます。走り出してすぐの坂道は、どんな少しの坂でも結構しんどく感じます。以前はこんなこと無かったように思うんです。どっか体でも悪いんでしょうか。



あっというまに明るくなって、阿武隈川の上に安達太良が見えています。



今朝はとても寒いです。家を出てくるとき温度計を見たら4℃でした。川面には湯気が立っていたりするんです。



みちのく自転車道に入り、郡山の市街地が見えてきました。ところで、どうしてきょうが自転車日和かといいますと、午前中は北から南へ1~2mの風、午後は南から北へ5~6mの風。『磯上のヤマザクラ』をお昼に折り返せば、往きも帰りも追い風というわけです。しかも、疲れた帰り道は5~6mの追い風、これはもうたまりません。



午前5時56分、みちのく自転車道逢瀬川の定点観測ポイント着。



カラシナの岸辺、シラサギが一羽。スタートしてからここまで15キロ。それに50分もかかってしまいました。じつは途中でカメラを落としたのです。アスファルトの上でしたから衝撃は凄まじかったらしく、本体が少し口を開けていました。強引に力業で押し込んだら、なんとか元の姿には戻ってくれました。スイッチを入れてテストしたら別に問題はなさそうで助かりました。



自転車道の両サイド、黄色い花はすべてカラシナ。きょうは近くに行って確認しました。わたしは少し疑いを持っていましたが、前に“ワイフ君”が言ったとおりでした。スイマセンでした。



午前6時35分、前方阿武隈川のむこうに須賀川の市街地が見えてきました。



きょうは浜尾遊水地の対岸を走っています。





須賀川市の阿武隈川沿いの果樹園では、いま桃と梨が花盛り。



午前7時20分、これがきょうの乙字ケ滝。



乙字ケ滝を瀧見不動堂のほうからもう一枚。



みちのく自転車道の起点乙字橋の上で、ここまで40キロの記念撮影をしながら小休止。



午前8時22分、“てっちゃん(小室哲哉)”寄贈のヨカッペ時計がある中島村のドリーム公園に到着。



午前8時55分、阿武隈川上流に見える那須の山々を一枚。はっきりしないのは春霞だと思って下さい。



午前9時32分、県境まであと9キロ。ここまで来る途中で、いつも気になっていた『滝不動』というところへ寄ってきたのです。未舗装の道路を自転車を押しながら進んでいくこと少々、山の中にある小さなお不動様でしたがしっかり参拝させていただきました。



県境に行く途中の池。山桜が咲いています。



県境に行く途中、田んぼの向こうの雑木林。ここも山桜が綺麗でした。



午前9時57分、県境の境の明神に到着。さあ、ここから栃木県です。



国道294号線を伊王野に向かって走っていると、芦野宿にさしかかった右側に遊行柳があります。



これが、芭蕉も訪れた遊行柳です。



きょうはこのまま伊王野方面には向かわずに、左へ折れて芦野宿に立ち寄ります。



きょうは、ここ芦野宿で300年の伝統をもつ『うなぎの丁子屋』さんで“特上うな重”を食べて行こうと思っているんです。自転車で伊王野まで来るようになってから、<お金を貯めていつかここの特上うな重を食べてやる・・・>と、ずっと思っていたのです。いよいよお金が貯まったので・・・しかし、店先の営業時間が『11:30~』となっているのです。ここで1時間もロスタイムは取れないので、きょうは店先に漂う匂いだけかいで、このまま先へ行くことにしました。



伊王野に向かっていると、なんと素晴らしい木々の色。『磯上のヤマザクラ』もきっと満開なのではないでしょうか。期待はどんどん膨らみます。



午前10時42分、『道の駅東山道伊王野』に到着。しかし、きょうは記念撮影だけでここには寄りません。きょうはここから少し先の『磯上のヤマザクラ』が目的なんですから。



満開の『磯上のヤマザクラ』目指して、いま県道27号線を進んでいます。



伊王野の道の駅から2キロ、『磯上のヤマザクラ』への案内板がとうとう現れました。



なにか郷愁を覚えるような景色なんです。なんて言いながら、同じようなところに住んでいるんですけれどね。



鯉のぼりのあがった道をどんどん進みます。そして突き当たりが『磯上のヤマザクラ』なんです。じつは『磯上のヤマザクラ』はこれが三度目。一度目は自転車で二度目は“ワイフ君”とマイカーで。でもね、すべて時を逃してしまって、一度も満開の姿を見ていないんです。



前方にその山桜が見えてきました。しかし、その色がおかしいじゃないの!



結局のところ、今回も時期が少し遅かったということで、完全に花が散ってしまった『磯上のヤマザクラ』でした。



ここまで99.5キロ。あまりのショックに、疲れがどっと出てしまいました。しかし、気を取り直して、この姿だけでも見て下さいな。



八溝嶺神社境内にある、この『磯上のヤマザクラ』は樹齢が300年。この根元がその年月を物語っています。山桜の寿命はだいたい300年と聞いたことがありますから、この樹は驚くほど丈夫なんだと思います。



時間は午前11時30分。お腹が空いたので、ここまで来る途中で見かけた看板のところまで戻りました。





パン工房『天宮(てんぐう)のパン』というお店。



ひっきりなしにお客様が車でやってきます。



わたしは、シナモンロールとキノコとカレーのなんとかパンというのを買って、お店の前に用意されたテーブルで食べました。これがまたあんまり美味しかったので、シナモンロールを4個お土産に買いました。



この木たちは、以前に来たときにも気になって眺めたような気がします。



少し緑色がかった八重桜、この花を見て下さいな。なんてウットリするような花色とその姿なんでしょう。『磯上のヤマザクラ』は残念でしたが、この桜を見に来たと思えば・・・。



それに、もう片方の一本も、わたしの大好きなハナカイドウ(花海棠)ではありませんか。



12時12分、約束通りの追い風に押されて、いま伊王野から帰り道「義経街道」を走っています。あんまり綺麗なハナモモなので写真に納めました。





そして、道路脇の『那須の名木:上郷下平の山桜』樹齢は200年。ところがね、「あっ」という間もなく、ここでもデジカメを落としてしまったんです。それもスイッチが入ってレンズが出たままのやつをです。でもね、わたしは相当に悪運が強いようで、レンズの方からは落ちなかったんです。取り上げてみるとなにも変化がなく、スイッチを切ったらスーッとレンズが引っ込みました。ヤレヤレ・・・。



白河の関へ向かう道の県境の手前で、ニリンソウの群生が花をつけていました。



今の季節ここを通ると、可愛いこの花を見ることができます。



さあ、那須町よさようなら。県境は目と鼻の先。



12時59分、福島県との県境に到着。ここまでの上り坂も、きょうは追い風の応援を背中に受けて、いつもよりずいぶん楽に上がって来れました。



県境からは一気に下り、白河の関を通り越して、いま義経伝説『庄司戻しの桜』までやってきました。ここでデジカメに電池切れの表示。



午後3時27分、郡山市の市街地が見えるところまで戻ってきました。しばらく時間が経ったのでデジカメの電池が少しだけ復活したみたいです。でも、これが最後でした。ここからわが家までは20数キロ。残りのみちのく自転車道も追い風を受けながら気持ち良く帰ることにいたしましょう。

満開の『磯上のヤマザクラ』は逃しましたが、ありがたかった往復の追い風。とうとうわたしの伊王野行きも追い風に頼るようになってしまった本日の走行距離189.03 走行時間8:24 平均速度22.5 最高速度53.3



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4 コメント

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“なでら男さん” (koji)
2016-04-22 17:48:53
中通りはすでに山桜と新緑の季節です。きょうは猪苗代方面に出掛けてきましたが、観音寺川の桜がちょうど満開でした。
花の名前は一般的なものしか分かりません。あとはネットでひたすら調べます。またそれが、結構楽しかったりするんですけれどね。
今年のグランフォンド飯豊は、超特急で定員になってしまいましたから、常連さんでも結構口惜しい思いをしたかたが多いのではないでしょうか。
グランフォンド飯豊のコース、新緑がキモチイイでしょうね。
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新緑 (なでら男)
2016-04-22 10:54:08
これからの時季が山の緑が一番奇麗ですよね。こちらもブナの新芽が芽吹いてきたので GF 飯豊のコースなどをプラプラと一日掛けて行って観ようかと思っています。それにしても,花の名前とか詳しいですよねぇ。何度も調べますが,結局忘れます。^^;
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“mimozaさん” (koji)
2016-04-21 19:44:05
いよいよこれからが自転車の季節です。新緑の中風を切って走るのは、それはそれは気持ちのいいものです。
隣の栃木県まで遠征するようになってから8年、今回で39回目の伊王野でした。
いよいよ山肌が萌え出しましたから、これからが一層綺麗に見えるときです。通りすがりの庭先にめずらしい草花を見つけたり、道ばたの植物の写真を撮ってきてネットで名前を調べたりするのが、結構楽しかったりもするのです。
自転車で走るには、車の排気ガスの少ない田舎道が最高です。日本はどんな奥まったところの細い道でもちゃんと舗装になっていますからね。
磯上の山桜を見る楽しみは、また来年ということにしておきます。
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Unknown (mimoza)
2016-04-21 17:18:48
美しい花や那須連山まで見せていただきました。
お目当ての山桜には遅かったようですが、外にいっぱいお花がありましたね。
鯉のぼりも気持ちよさそうに泳いでいます。
田舎の風景って本当にいいですね(^_-)-☆
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