12月16日午前8時、わが家の玄関先温度計は-1℃。雪で辺りは白くなっていますが、積雪は2~3センチといったところです。
雪はすでに止んでいるので、今朝も農道一周のリハビリ散歩に出かけることにしました。
きょうはおニューの長靴なんです。今まで履いていた長靴は、歩くときにいつも折れ曲がる足首の上辺りに亀裂が入ってしまったんです。今度の長靴はアキレス社製「モントレ」ブランドの防寒ブーツなんです。前の長靴も老舗ブランドの「ミツウマ」の長靴でしたが、1年ちょっとでダメになったというのが少し口惜しいです。
新しいのって何でもうれしいですよね。心はウキウキなんですが、やっぱり麻痺のある右脚は重いのです。
今までここで何十年も暮らしていて、冬場にここを散歩するなんて一度も無かったんです。
ですから、自分の暮らしている家の周辺さえも、こんな角度から見ることはありませんでした。
土手の上を貨物列車が通って行きます。
ここにはオニグルミが落ちているんです。来年も拾うことが出来たら、木の実のリースをこさえようと思っているのです。そんなことを構想しながら歩いているのもまた楽しかったりするのです。
これがわたしの嫌いなセンダングサの種。わたしたちは「ばか」と呼んでいましたが、これが衣服にひっつくとかなりやっかいなことになるのです。
雪のリハビリ散歩コース。2週目になった時に雪に教えられたことがありました。雪に残った足跡を見れば、麻痺のある右足が引きずっていることが分かります。なるほど、自分では上手に歩いているつもりでも、鉛のような右脚は蹴り出すときにちゃんと膝が上がっていないのですね。
この坂道も右脚を出来るだけ上にあげることを意識して歩いてみます。
そうして、二巡目に確認してみると・・・いい足跡が残っていました。上手に歩けているかどうかは、歩くときの足音でも分かりますが、雪はそれを見事に可視化してアドバイスをくれたのでした・・・。かくして、わたしのリハビリは、これからもまだまだ続きます。
★【脳梗塞とリハビリの日々①】はこちらから/【脳梗塞とリハビリの日々㉗】へ
歩くときに、今度は右脚だよ、今度は左だよ・・・なんて意識しては歩かないですよね。ところが、脳梗塞による後遺症で、麻痺の残る右脚はいまだに意識していないとちゃんと歩く動作をしてくれないのです。
雪に残った足跡から右脚を引きずっているのが分かり、足を上げることに注意を払っているうちはいいのですが、少しでも油断するとすぐに元に戻ってしまうのです。
この意識し続けるというのが本当に大変で、以前のように歩いていることを意識しないで歩けるようになるには、少々これからの人生が短すぎるような気がしています。
ですが、こうしてせっかく“ZENさん”にお褒め頂いたのですから、弱音を吐かずにやれるところまでやってみます。
ありがとうございます。
最初の足跡の写真、
そして2枚目の足跡の写真。
kojiさんの"頑張り"の足跡のようです。
なんだかとてもいいな写真だなぁって思いました。
頑固な麻痺と筋力不足をどこまで克服できるのか、焦らずのんびりとやってみます。いつもありがとうございます。
脳梗塞による麻痺などの後遺症は全くもってやっかいなものです。普通に歩くということさえこんなに難しいのですから。焦りは禁物ですよね。徐々に、徐々に・・・少しずつと言い聞かせています。
“ボギーさん”は明日に備えて深い睡眠の真っ只中だと思いますが、明日の朝はさらに厳しい状況でしょうから、気をつけて行ってくださいね。
今回も発見がありましたね。雪道と足跡。敬服です。
リハビリに休みはないのでしょうから、無理のない範囲で頑張って下さい。
雪に残った足跡で歩き方が分かるのは、普段から何事にも興味を持って見てるからですね。
大変いいことだと思います。
私だったら、きっと気付かずに通り過ぎることでしょう (^_^;
いつも通っている道でも、見方を変えれば新しい発見ができそうですね。