3月4日、“ワイフ君”と郡山市立美術館で3月7日まで開催されている『みんなのミュシャ』展に出かけました。
限りなくマンガに近い線で描かれた気品高い芸術。現代の漫画家達もこぞって模倣しようと作品を描いていますが、いずれも勝るものはなし、いや肩を並べるものさえないと思って鑑賞いたしました。それほどミュシャの作品は完成度が高いとわたしには思えたのです。
ミュシャの作品を実際に間近で見てみると、周辺の細部の模様に至るまで、まことに緻密に抜かりなく仕上げてあることに感服します。兎に角、見れば見るほどその輪郭線はどこまでも美しく、太い線細い線の選択は完璧というほかはないように思えてくるのでした。すごい!
美術館の石庭のシンボル『野兎と鐘』(バリー・フラナガン)。
最終日まであと4日。
3月入ってから,連日800人規模の来場だそうです。
天気にも恵まれて良かったですね。
奥様もお喜びだったことでしょう。
ぼくももう一回見たいな。
一度は見てみたかった作品の数々に、“ワイフ君”もわたしも大感動でした。
最終日に向かってますます混んでくるのは展覧会の常、きょうも駐車場はほぼ満杯状態でした。
顔に輪郭の線があるのは、日本の浮世絵だけのはずだと思って検索したら、
このかたはやはり日本の陶器や美術品集めていたそうで、たぶん浮世絵も収集して絵にしていたようで、納得しました。
そういうものを次々と吸収しては自分の作品に取り入れて独創的なあの形が作り上げられたんでしょうね。
私は絵心がないので、正直言って興味がありませんが、
この「ミュシャ」さんは、じつは画家ではなく、いわゆる広告代理店の社員だったんですよね。
自分の仕事を真面目に取り組んでいれば、きっと誰かが評価してくれるのでしょうね。
私も頑張ろうと思いましたとさ、ジャンジャン!
今回の展覧会でも実際に見たポスターの数々はそれはそれは見事でした。
目を皿のようにして探しましたが、一流のプロの仕事には一切の妥協や手抜きがないものだと感心いたしました。完璧でした。