わが家には“ワイフ君”が鉢植えにして育てているネムノキがあります。鉢植えにしているからなのかとても成長が遅くて、ようやく根本の太さは2センチほど、高さは75センチで上方の枝の広がりは110~120センチといったところまでになりました。
わたしは、『こんなんで花なんか咲くものかい』と馬鹿にしていましたが、その通り一度も花をつけることなく、おそらくもう十年近くになるんだと思います。花は咲かずとも、夏は葉っぱが涼しげだし、冬はそのまま外に放って置いても大丈夫だし、手間いらずなので水だけはやっていました。
ところが、今年はじめて、それも季節外れの今になって花を咲かせたのです。そして、何気なく花の匂いを嗅いで驚きました。とてもいい甘い香りがするのです。わたしの大好きな何かの香り・・・、そう!スイカズラの花と同じ香りです。急いで“ワイフ君”に花が咲いていることを教えました。とてもいい香りがするということも。
他の枝にも蕾が沢山ありますから、儚くも優しげでとてもいい香りのするこの花が、この後しばらくは楽しめそうです。“ワイフ君”、長い間の世話が無駄にならなくてよかったね。
おっしゃる通りだと思います。
鉢植えでも花が咲くことが分かりましたので、これからも鉢植えのまま育てていこうと思っています。
ところが、“ワイフ君”はもっと花を咲かせようと、鉢増しを考えているようです。
路地上にすると結構な大木になりますから、鉢植えのままのほうがいいですよね
“ワイフ君”に聞きましたら、鉢植えにしてかれこれ30年にはなるかなあ・・・と言っていました。
本来、ネムノキはとても成長が早い樹木とのこと。
やはり鉢植えという過酷な環境が成長を阻み、盆栽のように仕上がったものと思います。
ネムノキの花期は6~7月とのことですから、おおよそ1ヶ月遅れの開花です。
今朝は2つ目の花が咲きました。
ネムノキの花はわたしも子供のころから好きでした。
それは、緑色をした蚊帳を吊る紐についていた赤い房がネムノキの花を連想させたからです。
子どものときに感じた印象が持続していて今も大好きです。
鉢植えにする趣向は思いつきませんでした。
いつ頃が最盛期なのかわかりませんが、気怠い感じを伴なっていたような気がしますので夏は夏ですよね?