(2011.7.18 あだち湖:山ノ入ダム)
この日も暑くなりそうな気がして、早朝に出かけて日が高くなる前に戻ってこようと思ったのです。4時前には明るくなると思っていたのですが、実際に明るくなってきたのは4時半ごろでした。そういえば夏至を過ぎてもう1カ月になるのですよね。
実際の出発は5時半。近所の踏切を渡り、いつものマイカー通勤ルートを走っています。
朝靄がつくり出す情景が、まるで浮世絵の背景のようで綺麗です。
きょうは、通勤ルートの途中まで自転車で走ってみようと思っているのです。マイカーで走っているときには気づかなかった、様々なものが見えてきたりします。路肩に咲く黄色い花、マツヨイグサだと思ったのですが、花が5~7センチもあろうかと思われるぐらい大きいのです。オオマツヨイグサというのがこれなんだと思います。
大玉から岳温泉へ向かう道の途中、リュックを背負って実用車に乗った若者がいました。何でも、奥岳まで自転車で行って、安達太良登山をしてくるのだそうです。わたしは、もう考えただけでクラクラしそうです。坂道になってきて、自転車を押しはじめた強者に別れを告げて先に出ました。
午前6時半、岳温泉の鏡ケ池に到着しました。
池のほとりを一回り、安達太良が綺麗に見えるかも知れないと思って出かけてきたのですが、どうやらきょうはダメみたいです。
足湯って案外気持ちいいモンなんですね。
まだ静まりかえっている岳温泉街。いや、震災と原発事故以来やはりお客様が少ないんだと思います。
岳温泉から塩沢温泉へ向かって走っていると、見事な紅葉に出くわしました。<おや、もう“小さい秋みつけた”かい・・・>
まあ、実際はこんなふうに一部の枝だけなんです。これは病気なんでしょうか。
マイカーで走っているときには全く感じなかった“上り道”を、きょうはことさら強く感じながらヨタヨタとナメクジのように走っています。
路肩に見つけたウツボグサ。昔は田んぼの土手などに普通に咲いていましたが、今ではもう全く見つけられなくなってしまいました。
とりわけ目につく白い花。猪苗代湖畔で見つけた“カンボク”によく似ていますが、葉があきらかに違います。うーん、これはヤマアジサイというよりはノリウツギのほうだと思います。他にもオカトラノオやフジバカマが沢山咲いていました。
すると、今度は高さが1.5メートル程もある不思議な花?(実?)を見つけました。
これがそのアップですが、こうしてみるとその先端に花の痕跡を残した実のようですね。これがいったい何なのかは宿題にしました。
★家に戻ってから調べた結果、この植物はラン科のオニノヤガラ(鬼の矢柄)という葉緑素を持たない腐生植物であるということがわかりました。高さは40~100センチとのことですから、見かけたものは並外れて大きなものだったようです。
塩沢温泉のところから、いつもの通勤ルートを離れて、二本松市方面へ向かって下りました。途中には、“白い動物”で有名な東北サファリパークがあります。エビスサーキットと言ったほうがピンとくる方が多いのかもしれませんね。ここも、原発事故以来、客足が遠のいてしまったとテレビで放送していました。
きょうの最終目的地、あだち湖(山ノ入ダム)に到着しました。
ここは“ENDLESSのHIDEさん”がよく走られるルートです。ここからは安達太良が一望できるのですが、きょうはすっかり霞んでしまって残念な結果に終わりました。
山ノ入ダムから一気に下って、帰りのルートを探っています。途中で、あるお宅の庭先に、気になる木が三本も並んでいました。
この木は最近時々目にしますが、新芽の色が綺麗なのと、斑入りの葉が面白いです。
これはユーカリの仲間のような気がしますが、定かではありません。
これはスモークツリー。なるほどのネーミングです。
あだち湖から、適当に道を選びながら下って来たところは、渋川小学校のところでした。そこから、旧4号国道を二本松市方面へ走っています。
東北本線の踏切を渡り・・・
阿武隈川沿いの堤防道路に出ました。
時間は午前9時になろうというところ。気温はグングン上がってきているようで、途中にあったセブンイレブンでガリガリ君を買いました。
セブンイレブンのフェンスに絡んだヒルガオの花を見ながら食べる、税込み62円のガリガリ君“梨味”はとてもおいしくて、全身の隅々まで細胞が生き返るようでした。
阿武隈川沿いの県道73号線を走っています。“安達太良大橋”が見えてきました。我が家はもう目と鼻の先です。
本日の走行距離56.68 走行時間2:37 平均速度21.6 最高速度51.2
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かといって今日も気がついたこと。私の場合,最近50キロ以上なんて走ってませんけど,20キロ程度の距離でも平均速度が20キロに届いてません。
昨日18キロの平坦なコースを必死で走ってみてやっと平均時速25キロ。
でも,無理せずにそこそこに楽しむことにしてます。
拙者は一昨日は山形での会合(byクルマ with かみさん),昨日は早起きできなくて結局畑の草取りと梅シロップの仕込みで終わりました。
うちのチーム員もそうですが,早起きしたらすぐに走り出すまめさが決め手なんですね。
あああ中通り,マッタリ走りたいなあ。少しだけ温度下げて!!
平均速度はサイコンに表示なるから出しているだけで、気にしてはいないです。同じルートを走る場合には参考になるかも知れませんけれど、だからといってシャカリキになるほでもありません。自転車は無理さえしなければ健康に悪いはずがないのですから、楽しく乗るのが一番だと思うんです。
安達太良に登ってくるんだと言っていた青年、彼と奥岳までおつき合いするんだったかな・・・。でもね、わたしは奥岳まで行けなかったと思うんですよ。だって岳温泉から奥岳まではひたすら上りなんですから。
“マッタリ”という言葉最近好きになりました。ただマッタリと言いながらマッタリ走る人はそう多くないところが難しいところです。ハハハ
程よく登って、距離もあり、眺めもいい。
そうそう、昔 岳温泉にバードランドという施設がありましたが、憶えていらっしゃいますか? 岳には子どもの頃、夏休みには毎年行っていましたが、最近はとんとご無沙汰しています。閑散とした光景
哀しいですね。
岳温泉には避難されてきている方々がおられるようですが、観光のお客様は無いんだと思いますよ。智恵子のいう“ほんとうの空”が泣いています。
山の入ダムまで着ていたのですね~
今度は、ぜひ、メールか電話いただければ、走りにいきます。
ただし、いまは、熱中症対策で、朝か夕方に、走るように心がけています。
ENDLESS HIDE
ナイスなコースが多くて、ここ茨城の同じ田舎でもこうもちがうのかと思い知らされて羨ましい限りです。
さて、福島県の北塩原村(裏磐梯)雄国沼にはニッコウキスゲが咲いているそうですね。
ニッコウキスゲの和名は禅庭花。なんともしゃれた名前ですね。
那珂市のお隣の常陸太田市のそば園佐竹さんではニッコウキスゲを畑で育ていて、食用として天ぷらにして提供しているそうです。家から7kmの距離です。
漢方の素材にもなっているニッコウキスゲ、現代病の救世主ともいわれているそうです。
この黄色いパワーのもったニッコウキスゲが体に良いということなので福島県民のみなさんの救世主になるかもしれませんね。
私もこの間の宇都宮600kmで裏磐梯ルートで雄国沼に寄ればよかったなあと思っています。
それにしても福島の自然は素晴らしい。
この素晴らしい、うつくしまふくしまをもっともっと応援したいです。
昨年はサファリパーク周辺を結構走った記憶があります。
近々走りに行きたいですね。
岳温泉近くの「フォレストパーク安達太良」を最近利用しましたがやはり利用してる人は目立ちませんでした。
非難している方々かマイクロバスで入浴に来ているようでした。
ニッコウキスゲの和名がゼンテイカ(禅庭花)とは知りませんでした。わたしも同じユリ科のヤアブカンゾウの蕾を天ぷらにして食べたことがありますが、そば園佐竹さんでは開いた花をそのまま天ぷらにするんですね。
おっしゃるように、こんな風光明媚なところが今は放射能被害に晒されていて、観光、農業、畜産業をはじめとしてその被害は計り知れません。これはしっかりと補償されなければいけません。まげでらんに福島県ですね。
“ロンリーHさん”が走った14%の坂道を、わたしは勢いよく下りました。ハハハ
みちのく自転車道をまったりと南進してソフトクリームを目指す。いいなあ~。
わたしは土曜日でしたら岩瀬牧場のソフトクリームでも、南湖公園のソフトクリームでも、白河の関のソフトクリームでも、伊王野のソフトクリームでもおつき合い出来ると思います。日曜日は家庭の日なもんで・・・ハハハ。
実家に帰って野菜ももらいたいし。
実際に行けるかどうか,土曜だと何時から走れるのか明日…明後日までお待ちください。
南湖公園も伊王野も楽しみで困っちゃいます。
そういえば、あだち湖って流れ込んでいる川が無いのですよね。回りに面した山のに降った雨が流れ込んで貯まるだけなのかもしれません。雨が少なかったのでしょうか。
・いつものことながら、kojiさんの写真は綺麗で、とても参考になります。
写真、カメラ任せで撮しています。もったいないお言葉を頂戴し、今後ますます精進いたします。