昨日の続きですー
少しためらいましたが、
私は玄関を出て、隣の部屋のインターホンを押しました。
都会ではよくある事ですが、私は周りに住んでいる住民を全く知りませんでした。
この部屋に入居した時も、挨拶にも行きませんでした。
都会で女性の1人暮らしを言って回るなんて、そんな恐ろしい事出来ません!
逆に、狙われたり犯罪に巻き込まれたりする可能性のほうが高いからですー
と言うわけで、「どうぞ変な人が出てきませんように。」
と
祈りながらインターホンを押すと、
出てきたのは大学生風のお兄さん。
私「あのお~、すみません。先ほどこちらにベランダから猫が入ってきませんでしたでしょうか?」
小さな声で話す私に、そのお兄さんはあっさり、
「ああ、あれお宅の猫やったの。時々ウチへ来てたから、よく遊んどったんや。」
そう言って、体をよけて部屋の中を見せてくれたら・・・
夢子はちゃっかり猫缶をご馳走になっておりました・・・
どうやら夢子は、私が部屋にいない間、1人でお留守番をしていた訳ではなく、
毎日のようにお隣の部屋へ出かけて行き、
美味しいご馳走をもらい、散々遊んでもらっていたらしい・・・
私はなんとか夢子を捕まえて、頭を下げまくり、
「あの~、この子の事は出来れば内緒に・・・
」
「ああ、わかってる。結構このアパート飼ってる人いるんだよ。
」
こうして、無事に夢子は帰ってきました。
この後、隣のお兄さんと私は仲良くなり・・・ませんでした。
滅多に顔を合わすこともなかったですからー
やがて、私は実家に帰る事になりました。
母は猫を嫌がりましたが、私は手放す気は全くありませんでした。
でも、実家に戻ってまもなく、大変な事がおこりました。
私の実家が道路拡張の為、立ち退きの対象になってしまったんです!
新しく家が出来上がるまでの間、私と両親は近くのアパートに住むことになります。
当然、猫を飼う事は出来ません。
それに、母も新しい家で猫を飼う事は許してくれません。
私は泣く泣く、夢子を手放すことにしました。
でも、この頃にはもう立派な大人になっていた夢子。
貰い手はなかなか見つかりませんでした。
アパートへの引越しの日にちは段々近づいてきますー困る私・・・
そんな頃、同じ職場の同僚の祖父母が、
長年飼っていた犬が死んでとても寂しがっているので、
代わりに夢子を引き取ってくれるーと言ってきてくれたんです。
私はありがたくそのご好意に甘える事にしました。
夢子をあげてしまってから約1ヶ月ほどした頃、
同僚が教えてくれました。
夢子はお爺さんとお婆さんにとても可愛がられているとー
でもいつのまにか、『夢子』ではなく、『梅子』と名前が変わったそうです・・・
もう20年近く前の話しー
夢子ももうこの世にはいないでしょうね。
でも、最後まで幸せでありましたようにーと。今でも思います。
人気Blogランキング
↑アパートを出る時には、不動産屋が部屋のチェックに来ました。
モチロン、夢子は友達の家にそのときだけ預けていましたが、
動物特有のにおいが部屋に残っていて、
消臭剤と芳香剤を部屋中に撒き散らして誤魔化しましたー
ポチッとな。
日記@BlogRanking ←生き物を飼う時は、最後まで責任持って飼いましょう。
ポチッとね。
少しためらいましたが、
私は玄関を出て、隣の部屋のインターホンを押しました。
都会ではよくある事ですが、私は周りに住んでいる住民を全く知りませんでした。
この部屋に入居した時も、挨拶にも行きませんでした。
都会で女性の1人暮らしを言って回るなんて、そんな恐ろしい事出来ません!

逆に、狙われたり犯罪に巻き込まれたりする可能性のほうが高いからですー
と言うわけで、「どうぞ変な人が出てきませんように。」

祈りながらインターホンを押すと、
出てきたのは大学生風のお兄さん。
私「あのお~、すみません。先ほどこちらにベランダから猫が入ってきませんでしたでしょうか?」
小さな声で話す私に、そのお兄さんはあっさり、
「ああ、あれお宅の猫やったの。時々ウチへ来てたから、よく遊んどったんや。」
そう言って、体をよけて部屋の中を見せてくれたら・・・
夢子はちゃっかり猫缶をご馳走になっておりました・・・

どうやら夢子は、私が部屋にいない間、1人でお留守番をしていた訳ではなく、
毎日のようにお隣の部屋へ出かけて行き、
美味しいご馳走をもらい、散々遊んでもらっていたらしい・・・

私はなんとか夢子を捕まえて、頭を下げまくり、
「あの~、この子の事は出来れば内緒に・・・

「ああ、わかってる。結構このアパート飼ってる人いるんだよ。

こうして、無事に夢子は帰ってきました。
この後、隣のお兄さんと私は仲良くなり・・・ませんでした。

滅多に顔を合わすこともなかったですからー

やがて、私は実家に帰る事になりました。
母は猫を嫌がりましたが、私は手放す気は全くありませんでした。
でも、実家に戻ってまもなく、大変な事がおこりました。
私の実家が道路拡張の為、立ち退きの対象になってしまったんです!
新しく家が出来上がるまでの間、私と両親は近くのアパートに住むことになります。
当然、猫を飼う事は出来ません。
それに、母も新しい家で猫を飼う事は許してくれません。
私は泣く泣く、夢子を手放すことにしました。

でも、この頃にはもう立派な大人になっていた夢子。
貰い手はなかなか見つかりませんでした。

アパートへの引越しの日にちは段々近づいてきますー困る私・・・
そんな頃、同じ職場の同僚の祖父母が、
長年飼っていた犬が死んでとても寂しがっているので、
代わりに夢子を引き取ってくれるーと言ってきてくれたんです。
私はありがたくそのご好意に甘える事にしました。
夢子をあげてしまってから約1ヶ月ほどした頃、
同僚が教えてくれました。
夢子はお爺さんとお婆さんにとても可愛がられているとー
でもいつのまにか、『夢子』ではなく、『梅子』と名前が変わったそうです・・・

もう20年近く前の話しー
夢子ももうこの世にはいないでしょうね。
でも、最後まで幸せでありましたようにーと。今でも思います。

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↑アパートを出る時には、不動産屋が部屋のチェックに来ました。
モチロン、夢子は友達の家にそのときだけ預けていましたが、
動物特有のにおいが部屋に残っていて、
消臭剤と芳香剤を部屋中に撒き散らして誤魔化しましたー

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