続強子の部屋

思いつくまま、気の向くまま、書いています。

給食

2012-03-26 14:46:59 | ひとりごと
孫たちの給食も終わり、いよいよ春休みに突入です。

毎日お昼ご飯のことで頭を悩ませています。

給食はありがたいです。今の給食はとてもおいしいそうです。

おかわりがしたくてじゃんけんで決めるそうです。良いですね。


私たちの時は残すことが許されなくて辛かった思い出があります。

今は夢のようです。特に孫の学校では学校で作っているので

美味しいそうです。

昭和19年に一年生になった私たちは少しですが給食がありました。

入学したばかりに美味しい鶏肉ご飯が出てうれしかったのですが

それ以後は蒸しパンばかりで美味しくなくてでも食べないと帰して

貰えず、泣いてばかりいました。上級生がお掃除に来てまだパンを

食べられなくて泣いている私を、(またこいつ泣いてるぞ)なんて言って

自分たちも早く帰りたくて、(もういいぞ帰れ)と言ってくれます。

私は嘘泣きしてパンを袋に入れていそいそ帰ります。毎度のことでした。

実はこの美味しくない蒸しパンを待っている子がいるのです。隣のT坊です

私の顔を見ると(たちよたち)菓子と言っているのです。私はT坊のために

泣いてパンを持ち帰っていたのです。

そのT坊はお母さんに背負われて私たちと一緒に大空襲の中を無事逃げきりました。

もう69歳になっているはずです。元気にしているでしょうか。