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2019年10月17日 デジタル課税

2019-10-17 | 昼間のエッセー
191017_デジタル課税

 2019年10月17日 産経新聞 p.11

 デジタル課税

 デジタル課税とは、例えば、アメリカのアマゾンが、国境を越えて(例えばアメリカから日本へ)音楽の配信(音楽のデジタルデータを送ること)を行い、日本の消費者からお金をもらったとする。

 この音楽データの値段が1000円で、原価が100円だったとする。
 そうすると利益は900円になる。一方、お金を支払った人は日本人。

 ほとんどの国では、企業の利益に対し、「法人税」とか「所得税」という名前の税金を課す。

 例えば、法人税が、企業が得た利益に対し50%課されるとすれば、アマゾンは、900円×0.5=450円の税金を払わなければならない。

 デジタル課税の問題とは、この税金をどの国に払うかという問題である。

 つまり、アマゾンは、アマゾンという会社が立地しているアメリカ国に支払うか、音楽のデジタルデータを買って1000円のお金を支払った人が住んでいる日本、つまり日本の税務署に支払うかという、問題である。

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