ゆうとたいへ

六十を過ぎて始めた自転車旅行、山登りをつづります

2015年6月8日 詩:独楽(こま)と少年

2015-06-08 | 日記

独楽(こま)と少年

小さい頃の、
あの毎日が楽しく、忙しく、遊び疲れて寝てしまう生活は、
独楽が回っているのといっしょだ。
ぐるぐる回っているから倒れない。
自分がぐるぐる回っていることになんか絶対気がつかない。

年を取るというのは、
それまで自分が回っていることに気がつかなかった独楽が、
自分は回っていると気が付くことなのだろう。

回っている独楽が、自分が回っていると気付くとどうなる?
目が回るのかな?
そして軸がふらふらとしだすのだろう。
回転が止まれば倒れる。

今日、ふと子供というのは自分が回っていることに
気がつかない独楽のようだと思った。
年寄りは、自分が回っていることを知っている独楽だ。


 


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