横浜駅で待ち合わせ。
やっと、待ちに待った『ユトリロ展』へ、ケイコサンと。
その前に、崎陽軒の地下のレストラン(名前は忘れたわ)のバイキングランチを。
飽食の時代? いいえ、飢餓民の列。そう言う風に思えた、長い長い列になった
オープン待ちのお客さん。こんな風景は、私の記憶にはない。
まあまあのお料理が、並んで、バイキングのよさの色々を戴いて、ケイコサンの
モロッコ旅行のお話をお聞きして、いよいよお互いに本の交換。
翻訳本3冊(うち2冊はハードカバー)を、私のためにケイコサンが持っていらして。
私からは、4冊をって思ったのだけど、どれもハードカバーで、いかんせん重すぎよ。
それで今日は2冊に。
ケイコサンにお返しする本を入れたら、それでも4冊なのですもの、彼女が持って
帰るには重すぎる。次回にしましょう、で。続いて、BOOK OFF で、3冊。
もう1冊欲しい本があったけど、探しても見つからない。では、高島屋のギャラリ
ーへ行きましょう。
土曜日と言う事もあってか、すごい盛況の会場。
パリの町並みは、『白の時代』と言われる、これぞユトリロという絵が並ぶ。
独学の絵。どうしても母親を語らずには、ユトリロの絵は存在しない母子関係。
ロートレックやルノワールの絵のモデルにもなった母も元は画家。
けれども、ケイコサンに
「ワイドショー並みの扱いね。あそこまで知らしめる必要はないように私は思うけど」
の、彼にまつわる人間関係および個人史解説。
知る人は知る、ユトリロのバック。酒代の代わりに絵を描いた。苦悩の画家。
それでいいじゃない、って思う私。なんだか、いやね。ほじくりまくって、テレビの
ワイドショーみたいな扱いが。
それはそれとして、やっぱり迫ってくる白の時代と言われるパリの街。
なんどもなんども描いた『ラパン・アジル』の酒場は今もそこにある(写真)。
風景画ということもあって、わかりやすく、それも観賞しようという人が多かったの
かも。それでも、あまりに有名な画家。何千枚も描いたと言われる絵は、もちろん、
日本人収集家の元にもかなりあるらしい。
「大丈夫?」と聞かれたくらいに重い、印象派の画家とその作品群がぎっしり詰まっ
た美術本が、会場で売られていて、私が買ったのを見て、ケイコサンが。
「大丈夫よ、欲と二人連れだから。いつか模写をってね」と私。
ユトリロが生まれ育ったパリの地下は墓場だけど、ビザが有効な期間、住んでみたい
わねえって、ケイコサンと私。フランス語が、スペイン語と同じロマンス語でも、
あの言語は、挑戦する気にならないわねって、お互いに。
でも、ケイコサンは去年パリへ行らしてらっしゃるのよ。その彼女は、絵を鑑賞して、
そこの風景を思い出されたのね、
「やっぱりパリはいいですね」
「そうねぇ。行った事ないけど、文化、歴史の大きさかしらね。大人って感じよね。
それからしたら、アメリカは、子ども」
「ええ、そんな感じがしますね」
「文化は一朝一夕には出来ないものねぇ。伊達にパリはない、って」
もう1回、コーヒータイムをとっても、またたく間に時間が経って。
「1日お付き合い、ありがとう。とても楽しかったわ。お借りした本をお返しする時
は、Corazon Latino に行きましょうか」
「ええ、随分長いことマリアさんに会ってないし、いいですね」
たま~にお会いするケイコサンだけど、浮世の話が少ないのが嬉しい。
生臭い話(損得話)が出ないのが、何より嬉しいケイコサンとの逢瀬です。
本当に、生臭い話は、彼女のご近所で、変死した死体から立ち上る異臭のお話はあっ
たけど。そこから推理小説、ホラー話へ。でも横溝正史の本はね~~って。好きじゃ
ないお互いに。
そして、ええ、もちろんお夕飯はカット。コーヒーを片手に書いて(打って)います。
今日もまたい~い1日でした。ほとんど日の射さない今日の横浜でしたが、コーヒー
を飲む私たちのバックの空は、
「ケイコサン、後ろを見て!すごくきれいよ~」
「ホント!お天気はよくなかったですよね1日。でも、きれいですね~~」
沈む夕日が、漂う雲を、ピンクに染めて、藍色の向こうに消えていきました。
アッ、そうそう、見知らぬご婦人から、二人分の招待券を戴いちゃったのです私達。
チケット売り場で、今正に買おうとしていたところへ、
「どうぞ、二人分ですから」って。そのまま人ごみの中へ、そのご婦人は。
神は、その御業を、人を介してなされるってね。
行いよき二人の女に、ささやかなプレゼントを、って。フフフ・・こんな風に解釈
してもいいでしょう、ネ、ケイコサン? 一人800円也。お陰様で、印象派の本を
買えたわ、800円引きで。 Thank you Mam.
翻訳本なのよ、その本は。かなりな厚さの本。ウ~~ン、いつでも会える名画の数々。
こんな淫靡な楽しみは、(セックスだけが淫靡なのではありません)それこそ一人で、
ニヤニヤと楽しむのです。ええ、ユトリロの母がモデルになっている絵も入ってるわ。
このー幸せ者がー! の私です、相変わらず。
やっと、待ちに待った『ユトリロ展』へ、ケイコサンと。
その前に、崎陽軒の地下のレストラン(名前は忘れたわ)のバイキングランチを。
飽食の時代? いいえ、飢餓民の列。そう言う風に思えた、長い長い列になった
オープン待ちのお客さん。こんな風景は、私の記憶にはない。
まあまあのお料理が、並んで、バイキングのよさの色々を戴いて、ケイコサンの
モロッコ旅行のお話をお聞きして、いよいよお互いに本の交換。
翻訳本3冊(うち2冊はハードカバー)を、私のためにケイコサンが持っていらして。
私からは、4冊をって思ったのだけど、どれもハードカバーで、いかんせん重すぎよ。
それで今日は2冊に。
ケイコサンにお返しする本を入れたら、それでも4冊なのですもの、彼女が持って
帰るには重すぎる。次回にしましょう、で。続いて、BOOK OFF で、3冊。
もう1冊欲しい本があったけど、探しても見つからない。では、高島屋のギャラリ
ーへ行きましょう。
土曜日と言う事もあってか、すごい盛況の会場。
パリの町並みは、『白の時代』と言われる、これぞユトリロという絵が並ぶ。
独学の絵。どうしても母親を語らずには、ユトリロの絵は存在しない母子関係。
ロートレックやルノワールの絵のモデルにもなった母も元は画家。
けれども、ケイコサンに
「ワイドショー並みの扱いね。あそこまで知らしめる必要はないように私は思うけど」
の、彼にまつわる人間関係および個人史解説。
知る人は知る、ユトリロのバック。酒代の代わりに絵を描いた。苦悩の画家。
それでいいじゃない、って思う私。なんだか、いやね。ほじくりまくって、テレビの
ワイドショーみたいな扱いが。
それはそれとして、やっぱり迫ってくる白の時代と言われるパリの街。
なんどもなんども描いた『ラパン・アジル』の酒場は今もそこにある(写真)。
風景画ということもあって、わかりやすく、それも観賞しようという人が多かったの
かも。それでも、あまりに有名な画家。何千枚も描いたと言われる絵は、もちろん、
日本人収集家の元にもかなりあるらしい。
「大丈夫?」と聞かれたくらいに重い、印象派の画家とその作品群がぎっしり詰まっ
た美術本が、会場で売られていて、私が買ったのを見て、ケイコサンが。
「大丈夫よ、欲と二人連れだから。いつか模写をってね」と私。
ユトリロが生まれ育ったパリの地下は墓場だけど、ビザが有効な期間、住んでみたい
わねえって、ケイコサンと私。フランス語が、スペイン語と同じロマンス語でも、
あの言語は、挑戦する気にならないわねって、お互いに。
でも、ケイコサンは去年パリへ行らしてらっしゃるのよ。その彼女は、絵を鑑賞して、
そこの風景を思い出されたのね、
「やっぱりパリはいいですね」
「そうねぇ。行った事ないけど、文化、歴史の大きさかしらね。大人って感じよね。
それからしたら、アメリカは、子ども」
「ええ、そんな感じがしますね」
「文化は一朝一夕には出来ないものねぇ。伊達にパリはない、って」
もう1回、コーヒータイムをとっても、またたく間に時間が経って。
「1日お付き合い、ありがとう。とても楽しかったわ。お借りした本をお返しする時
は、Corazon Latino に行きましょうか」
「ええ、随分長いことマリアさんに会ってないし、いいですね」
たま~にお会いするケイコサンだけど、浮世の話が少ないのが嬉しい。
生臭い話(損得話)が出ないのが、何より嬉しいケイコサンとの逢瀬です。
本当に、生臭い話は、彼女のご近所で、変死した死体から立ち上る異臭のお話はあっ
たけど。そこから推理小説、ホラー話へ。でも横溝正史の本はね~~って。好きじゃ
ないお互いに。
そして、ええ、もちろんお夕飯はカット。コーヒーを片手に書いて(打って)います。
今日もまたい~い1日でした。ほとんど日の射さない今日の横浜でしたが、コーヒー
を飲む私たちのバックの空は、
「ケイコサン、後ろを見て!すごくきれいよ~」
「ホント!お天気はよくなかったですよね1日。でも、きれいですね~~」
沈む夕日が、漂う雲を、ピンクに染めて、藍色の向こうに消えていきました。
アッ、そうそう、見知らぬご婦人から、二人分の招待券を戴いちゃったのです私達。
チケット売り場で、今正に買おうとしていたところへ、
「どうぞ、二人分ですから」って。そのまま人ごみの中へ、そのご婦人は。
神は、その御業を、人を介してなされるってね。
行いよき二人の女に、ささやかなプレゼントを、って。フフフ・・こんな風に解釈
してもいいでしょう、ネ、ケイコサン? 一人800円也。お陰様で、印象派の本を
買えたわ、800円引きで。 Thank you Mam.
翻訳本なのよ、その本は。かなりな厚さの本。ウ~~ン、いつでも会える名画の数々。
こんな淫靡な楽しみは、(セックスだけが淫靡なのではありません)それこそ一人で、
ニヤニヤと楽しむのです。ええ、ユトリロの母がモデルになっている絵も入ってるわ。
このー幸せ者がー! の私です、相変わらず。