ミクロもマクロも

心理カウンセラーが気ままに書き続ける当たり前

写真は頭の中にパチリそして印画

2013-03-21 06:32:05 | Weblog

1泊2日のプチ旅行。牛久から参加の友人、毎年3月は横浜駅近くのホテルに泊まっておしゃべりの私達。一昨年からの京都旅行がやっと実現。
30年以上ぶりの、もう一人の昔のご近所さんは四日市から。雨の中の観光は諦めて、レストランでおしゃべり。
久し振りの逢瀬を楽しんで、四日市の彼女は再会を約束して夜の8時には引き上げ。

翌朝、雨の上がった京都はグングン気温が上がって、数ある観光地から私達が選んだ所は二条城。大政奉還を決意した最後の将軍:徳川慶喜がここから逃げ出した、歴史上重要な場面に登場の二条城は、素晴らしいお城。

ふっと気付けばどちらも写真を撮ってない、携帯ででも。
ちょっとおかしかったし、そんな彼女がいい!
「あなたも過去を振り返らないってことね?ウチのある引き出しには現像してないフィルムがごっそり。記憶に残ってない風景(心象風景も)は、それだけのことよね。記憶に残ってればそれで良しって思うから、パチパチしないことにしたの。過去は過去でしかないから。前だけ、気になるのは」
「そう、あたしも!だけどさ、あのパチパチする行為は精神にいい働きをするらしいわよ。
「そう、それはそれとして、アタシは死ぬまで何か面白いことはな~い?って人生を歩くつもりだから、過ぎ去ったことはどうでもいい。す~っとセピアカラーになっちゃうもの」
それと同時に、猫も杓子もカメラ、カメラパチパチパチパチ。みんなで同じことをする不気味さがあって、ここでも私は蚊帳の外にいるの。彼女もみんなと一緒が嫌いって。この辺の価値観が近い。心地いい相手なのです。

次に行った所は、清水寺。
ごった返しています。狭い参道も、あの舞台も大勢の人で埋まってました。
舞台から眺める景色は、1ヵ月後にもう一度訪れたいと思わせる無数の木々が眼下に広がって、
その圧巻の絵を想像するに難くないものでした。

たった1日の留守でしたが、帰った翌日の我家近辺の景色は一転してました。
サクラも満開近く、コブシもハクモクレンも散り始め出してるなんて、京都よりここ横浜の方が急ぎ足だったようです。

春の陽気は乱高下が激しい。花冷えなんて、優雅な表現をして、ぐっと下がる気温を怨まない、かつての日本人の感性を嬉しく思う、京都はライフワークにしたくなる、かすかに残る(?)雅な血が呼応するのでしょうか?そうであって欲しいと思います。
さて、次はどこを訪ねましょうか?