ミクロもマクロも

心理カウンセラーが気ままに書き続ける当たり前

話せばわかる?NO!(元・話)

2004-09-01 23:30:27 | Weblog
ある教会の無料英会話教室で。

「あなたが信頼を得た時はどんな時?」
これに応えてください、ですって。
こんな発想はない日本人でしょう?
「どういう時に、あなたは人を信頼しますか?」
あるいは、
「どういう人を信頼しますか?」
は、あるとしてもね。
そこにいた生徒達(ゆうべの入門クラスは12人)は、最初その意味がわからなくて、
お隣りさんと「どういう意味かしら?」と、考え込んじゃったのよ。
恥ずかしくて 言えないわよねえ、例えあったとしてもね。
隣りの少々お年を召した女性(人の事なんか言えないけど)は、
「私の口が固いと言うことで、お友達が色々話してくれる、そんな事?」
「いいんじゃありません? どうぞ、おっしゃって」
「英語ででしょう?そこが難しいのよねぇ」
反対側のオジサンは、
「借金を申し込まれた時なんかがそうだよね」
「さあ、こういうことって、日本人は言いませんものねえ」
結局、誰も発言しなかったし、可愛い若い(19)カナダ宣教師は、考え込んじゃった
のよ。けれど、それは「宿題」となって、渡されちゃったんだけどね。しみじみ国民性
の違いを考えさせられた夜だったわ。宿題になんて書く?
「日本人は、そんなことは口が裂けても言いません!」って、1行よ。フ~~~。
「フ~~ン、 こうやって臆面もないことが言えるのが、彼等なんだわ」ってね。 聞
いているほうが恥ずかしかった。

それで、帰り際に、
「こういう事は言わないのよ、日本人は」
って、言ってきちゃった。若い "Elder" (長老)は、すっごく複雑な顔をしてたわ。
だって、日本で、布教活動をするつもりなら、まさに「郷にいれば郷に従え」で、その
国民の基本的精神活動くらい知らなきゃねぇ。その彼が「英語を訳すのに、適当な日本
語がない」って言うから、
「日本語ほど、表現するための語彙が多い言葉はないはずよ。もっとお勉強して!」
って、 His Mother、否、His Grand-Mam みたいに言っちゃった。
クラス別会話なんだけど、その後のフリータイムは、「ゲーム」と「会話」の2クラス
になって、こっちも参加自由。 いつも四苦八苦で、度胸のみの「会話」だし、
「どんなゲーム?」って、我がクラスのカナダ人先生に聞いたら
「I don't know !」
だって。 率直な事!
それじゃぁで、Elder Santos に、
「会話は、みなさんお上手で、私にはとっても難しいから、もうウチに帰るわ。今夜も
本当にありがとう」って、スペイン語で。しっかり相手をしてくれる20才のブラジル人。
彼の母国語はポルトガル語なんだけど、西語もバッチリ! 

「なんで、あなたたちは神様を求めたの?それが知りたいわ」
「松井シスターに、聞いて下さい」
だって。この子は、韓国系アメリカ人。ハンサムボーイ。
もしかしたら、英会話を習いに行くより、なぜ、彼等が神を求めたのか、そっちの方が
興味津々の私なのかもしれない。
そんなことを質問できるように、やっぱりしっかりお勉強しよう!なんだけど、
目の前にそびえるエベレストみたいで、苦しい事は嫌いだから、困ったなぁよ、現実は。

Elder Santos と話す時なんか、3ヶ国語で、チャンポン会話。もう、しっかり友人の
ブラジル人のお店に行っても、私の悪戦苦闘スペイン語にも、誠実に相手してくれる彼等。 
だから、そんな彼等には、ちゃんと「オブリガード!」ポルトガル語で「ありがとう」。
だけど、ほ~んと、考え方って、違うのよねえ。まあ、けれども、お互い日本人同士でも
「何?」「エ~~~ッ?」「どうして?」なんてことは、ままあるからねえ。
自分以外の人は、異星人って思ってなきゃ、やってられない今日この頃の日本です、ネ?





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