農園の周囲には小さな森が広がっている。たいした面積でも無いのだが、それなりの小動物や野鳥などが生息しているようだ。気を付けていると某かの痕跡が有り、彼らの生活を覗き見することが出来る。今回はとある野鳥のお住まい探索を。種別は不明だが、恐らくはガラ類かと思われる巣跡が残っていた。昨春、子育てを行ったマイホームの跡かと思われる。注意深くチェックすると、産着に相当するのか柔らかい資材を多く集めているようだ。野鳥なりに経験的に良好な環境作りに励んだのであろう。それにしても現場は子狸の野小屋から数メートルの距離、危険だとは思わないのだろうか。
ご多分に漏れず樹種は常緑広葉樹のようだ。推測するに枝分かれも多く、隠れ用の葉も繁り、巣作りしやすい環境なんだろう。子狸の野小屋から近いとは言え、他の樹木に遮られて直接の目視は出来ない。ある意味、子狸の存在を番犬代わりに利用してるのかも・・・・・・そんな想像すらしてしまいますね。
当地にも野鳥の来訪は日々ありますが、種別は限定的なようです。主に見られる野鳥は、モズ、ヒヨドリ、イソヒヨドリ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、シジュウガラ、ヤマガラ、ムクドリ、メジロ、ハシブトカラス、サギ、等々でしょうか。何処でもお馴染みのスズメやツバメはほぼ見当たりません。この時期シベリアから飛来して飛び回っていたジョウビダキも姿を見なくなりました。
落葉広葉樹が多い、いわゆる里山林であればもう少し多様な存在と遭遇出来るのでしょうが残念です。常緑針葉樹を主体とする森では彼らも住みにくいのでしょう。里山の復活が望まれますね。