僕達の小さくて大きな森(13)

2020-12-12 12:43:24 | 童話
それから、お母さん達は梅の花が咲いているのを楽しんでいるが、僕達は花が咲き終わるのを楽しみにしている。
『温かくなって来て、梅のお花も散ってしまったわね。』
『お母さん、梅の枝を挿し木するから僕に頂戴。』
『約束していたから良いわよ。』
『大事にするね。』

僕は梅の枝を庭に植えて、元気になるんだよと声をかけた。
そして、僕は友達の家に行って梅の枝を庭に植えたことを言った。
『良かったね、これで動物達が引越しをしなくてよくなるね。』
『そうだね。その事を動物達に教えてあげようよ。』
『そうしようか。』

僕達はエンピツを持って庭の梅の枝の所に来た。
『うわっ。』
『うわっ。』