そして、次の日
『おはようございます。』
『ああ、おはよう。』
僕はまた絵本の中の巨人とお話しをしました。
『巨人さん、僕はね、四月から小学校へ行くんだよ。』
『ランドセルと黄色いぼうしはもう買ってもらったの?』
『うん、おじいちゃんとおばあちゃんが買ってくれたよ。』
『見せてほしいなあ。』
『うん、いいよ。だけれど返してね。』
『ああ、いいよ。』
僕はランドセルに黄色いぼうしのヒモを結んで、いつものように絵本の上にポンと置きました。
するとランドセルと黄色いぼうしは、本の中の巨人と同じくらいの大きさになりました。
『ステキなランドセルだね。黄色いぼうしもカワイイね。』
『うん、良いでしょ。』
『ランドセルを背負って、黄色いぼうしをかぶってもいいかい?』
『うん、一度だけならいいよ。』
『ありがとう、やってみるね。』
『できた?』
『ああ、できたよ。』
『巨人さんもランドセルと黄色いぼうしが良く似合うよ。』
『おはようございます。』
『ああ、おはよう。』
僕はまた絵本の中の巨人とお話しをしました。
『巨人さん、僕はね、四月から小学校へ行くんだよ。』
『ランドセルと黄色いぼうしはもう買ってもらったの?』
『うん、おじいちゃんとおばあちゃんが買ってくれたよ。』
『見せてほしいなあ。』
『うん、いいよ。だけれど返してね。』
『ああ、いいよ。』
僕はランドセルに黄色いぼうしのヒモを結んで、いつものように絵本の上にポンと置きました。
するとランドセルと黄色いぼうしは、本の中の巨人と同じくらいの大きさになりました。
『ステキなランドセルだね。黄色いぼうしもカワイイね。』
『うん、良いでしょ。』
『ランドセルを背負って、黄色いぼうしをかぶってもいいかい?』
『うん、一度だけならいいよ。』
『ありがとう、やってみるね。』
『できた?』
『ああ、できたよ。』
『巨人さんもランドセルと黄色いぼうしが良く似合うよ。』