一年だけの友達(3)

2016-02-27 09:41:51 | 童話
次の日は声が小さくて女の子は気がつきませんでした。

だけれど、その次の日、私は
『行ってらっしゃい。』
と大きな声で言いました。

すると、女の子はうれしそうに
『行ってきます。』
と言って学校へ行きました。

そして、女の子が帰ってきた時に
『おかえりなさい。』

『いつもお水をありがとう。』
を言うと、女の子はうれしそうに
『ただいま。』
と言いました。

その夜、私は女の子と手をつないで歩きながら、たくさんお話しをしている夢をみました。

朝になって私は女の子に夢の話をすると、女の子も同じ夢をみていました。

女の子が学校から帰って来た時に
『今日も同じ夢をみるといいわね。』
と言いました。


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