あまずっぱい草

ジナンをお迎えに行くと、園庭で一人で遊んでいました。
遊んでいるジナンのところへ行くと、おもむろに、葉っぱを見せられました。

『あまずっぱい草、見つけたで　食べて～』

・・・・・・・・・

見れば、クローバーをちっちゃくしたような葉っぱでした。
それを見て、ワタクシ、
「この草、あまずっぱくないわ～。すっぱいんやでぇ」
と言って、パクッと食べました。

ジナン、満足そうです
それを見ていた、クラスの女の子が
「ジナンく～ん　私にもちょうだい」
と言い出し、ジナンから葉っぱをもらって食べていました。

すっかり気を良くしたジナン。
先生を見つけると、走り寄り
『あまずっぱい草やでぇ　食べてみ～』
と差し出しました。
先生、後ずさり・・・
「今日、これから大事が会議があるねん」
と断りました。そこへ、ワタクシが
「大丈夫や、先生　私、小さい頃に食べたことあるけど、お腹壊したりしぃひんわ」
ワタクシに言われた、先生、ひきつりながら、ジナンの差し出す葉っぱを食べました。

ジナン、ますます満足して、園を後にしました（笑）

実は、ワタクシ、小３の頃に、友達と３人で「野草を食べようの会」というものを作ったことがあるんです
授業で、日本は食料自給率が低いことを知り、友達と
「もしもの時のために、今から食べられる野草を知っておこう」
と言う話になり、長休みや昼休みに、友達だけの秘密の場所に見た感じ
食べられそうな草を集めて、集合し、みんなで食していたんですねぇ。
今から思えば、アホなことしてましたが（笑）、当時は真剣だったんですよ
色んな草を食べましたけど、結構どれもお腹を壊すことなく、食べれましたよ。
まずくもなかったですが、美味しくもなかったです（爆）
結構いろんな雑草を食べ、「案外、何でも食べられる」という結論を導き
会は解散しました。
高校生くらいの時に「食べられる野草」という本を見つけてめくってみたら、
当時食べたことのある草が載っていて、ミョーに納得した覚えがあります（笑）

さすが、ワタクシの子、ジナン
食べられる草を探してくるなんて、目の付けどころが一緒（笑）








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