母の食事

　　母は、我家のご飯は「硬いから食べられない」と言う。
　　
　　「入歯でゆっくりと咀嚼すれば、甘味も出るし、脳の刺激にもなるよ。
　　
　　友達のお母さんは、入歯だと美味しくないからと、

　　入歯を取って食事（普通食）をしているって」

　　「私は歯茎が弱いから、咀嚼すると爛れたり、口内炎になる」

　　と言うので、ご飯はお粥、野菜はとろける位柔らかくした物を、

　　パンは牛乳・スープに浸して食べている。
　　　
　　　生野菜の代わりにと野菜ジュース（野菜・果物27種類入り）を買ってきた

　　それを飲んだ母は「お尻に来たけれど、ショウガが入ってる」と聞く。

　　良く見ると人参・レタス・リンゴ・・・の中に「ショウガ」の字があった。
　　（いつもは気にしていないので、良く見ていない）

　　今度はショウガの入ってない「トマトジュース（野菜入り）」を買ってきた所、

　　「前は好きだったけれど、今はトマトを食べるとここの所がおかしくなる。
　　　（心臓の下あたりを摩る）

　　　　硬いものは駄目・刺激物は駄目。

　　　柔らかい食材を考えて作るメニューは大変で、

　　ワンパターンなってしまうけれど
　　
　　美味しいと言って食べてくれる。
　　
　　
　　　私も行く道ですが、お年寄りと暮らすのは大変。
　　　　（元気なうちは良いのですが）

　　そこで、子供たちに面倒を見て貰う時の為に、

　　母を反面教師として、言ってはいけない言葉、

　　やってはいけない事をメモしています。


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