二つの写真展を見て

　　　日本橋で二つの写真展が開かれていました。
　　高島屋では報道写真とデザインの父「名取洋之助展」。
　　　　　　
　　　　遊学先のドイツで報道写真家になったせいか、展示されている写真は海外のものが多く、
　　　また、アメリカのグラフ誌「ＬＩＦＥ］、「ＮＩＰＰＯＮ］の雑誌と表紙が展示されてました。
　　　写真は技術を競うのではなく、通信報道、人と人とのコミュニケーションの手段として、
　　　世界に発信していたように感じました。
　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　また、三越では「2013年報道写真展」が開かれていました。
　　この一年間に報道された写真250点が展示されたそうですが、
　　それ以上の事が思い出されました。
　　　　　　
　　　　「富士山が世界文化遺産登録決定」した日本一の山に、
　　　御来光がさしている素晴らしい写真。
　　　　　　
　　　　
　　　　2020年のオリンピック・パラリンピックが東京に決まり、
　　　喜ぶ招致委員団。
　　　　　　
　　　　このほかにも、決定した瞬間の招致委員の喜びと涙、
　　　喜びに沸く国民の笑顔の写真もありました。
　　
　　　　東日本大震災から2年の被災地や、そこで頑張っている人々。
　　　子供の弾けるような笑顔につられてほほ笑んだり、
　　　　
　　　　新装した歌舞伎座の写真を見て、
　　　私も同じ写真を撮って、ブログを書いた事を思い出したり、
　
　　　　野球では、東北楽天を日本一に導いた立役者田中投手の写真と、
　　　勇気と希望と感動を貰った喜びの写真、

　　　　スカイツリーに挑戦するかの様に向かってくる、稲妻の瞬間をとらえたシャッター。
　　　　
　　　　ＪＲ南浦和駅でホームと電車の間に挟まれた女性を
　　　大勢の人が、力を合わせて救助している感動の写真。
　　　　　　　　　　　　　
　　　
　　　こんな写真もありました。　　　　　　
　　　
　　五輪招致願の五色の花火（左上）　　伊勢神宮内宮第62回式年遷宮（中央上）
　　酷暑でシャワーを浴びる子供達（右上）　　国民栄誉賞を受賞した長嶋氏と松井氏（右下）
　　体操で4回ひねりをした新星白井選手（左下）

　　　　あんな事もあったっけ、こんな事もあった、と
　　　過ぎた一年を思い出しながら、懐かしく見た、と同時に
　　　人を思いやる心の素晴らしさ、日本人を誇りに思った写真展でした。
　　　　　（撮影出来なかったので、パンフレットから撮りました。
　　　　　実物はもっと素晴らしい写真です。）
　　
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