オストメイトで山賊と海賊・・・銀座のコテコテ周旋屋のよもやま話

去年は100の山を愛し、今年は108の山に恋をする。
夏は太平洋の大波で泳ぎ続け、日本の自然を愛して66年。

自然の猛威の中で生きる大和の人

2018-09-07 07:38:01 | 太陽系と地球の活動期

 

 活断層がどうたらこうたら、断層ブームがあったけんども、実際のところは日本の地下に存在する亀裂・断層は把握など出来てないのが本当だ。

 たかだか表層の、目に見える範囲のような自己満足の範疇のお伽話だ。

 太平洋プレートがその旅路の終焉の地として日本海溝に潜り込み、北からは北米プレート、西からはユーラシアプレート、南からはフィリピンプレート・・・とは学者の理解の話であって、実際に高い山々から眺め渡す日本の国土には、それだけでは理解できない起伏が、あちこちに存在してる。

 フォッサマグナはよく解るが、その周辺の細かな起伏までは解ってない。

 そもそも地球上で起こる地震の2割が、この日本周辺では起きている。

 プレートの墓場、ドロドロのマグマへと溶け戻る最期の場所。

 日の出ずる国は、地の落ちる国でもある。

 この世の地獄があちこちで現実のものとなる。

 

 方丈記は鎌倉時代に書かれたものだが、その当時も大地震に台風・洪水に竜巻、それによる飢饉、この世の地獄が書き遺されている。

 そういう国に皆さんも生まれ、棲みついて居る。

 

 箱根山は、その昔は富士山級の高い山だったものが、大噴火によって今の低山群となり、まわりには温泉が湧きだす保養地になってはいるが、その大噴火によって飛び出した火山灰は現在の横浜の街を埋め尽くし、東京にまで届いたことが地質で解っている。

 東京は浅間山の大噴火で飛び出した火山灰もその地下に存在しており、赤城山や榛名山もまた富士山級の山が大噴火を起こし、この東京の地下にその火山灰を堆積させている。

 八ヶ岳は富士山よりも高い山だったが、これもまた大噴火によって今のギザギザになってしまっている。

 現代の箱根山と呼んでる山々に箱根山と言う名の山は無く、赤城山には赤城山という名の山は無く、八ヶ岳には八ヶ岳という山は無いし、榛名山もまた同じで、大噴火以前から残る裾野を共有する山々の総称として呼んでいる。

 赤城山の主峰は黒檜山と言い、八ヶ岳の主峰は赤岳、榛名山の主峰は掃部ヶ岳と言い、箱根山の最高峰は神山だ。

 

 登山の愉しみのひとつに、この大噴火や大地震によって新たに形成された起伏を眺め、地質や岩石を見て、大昔の風景を想像することがある。

 高い山の岩のてっぺんから、360度の眺望を愉しむとき、そんな過去の大自然の鼓動を感じ、凄いと心震わす。

 これだけのモノが一瞬で吹っ飛ぶ力を想うと、地球の脅威というよりも、人間の愚かさばかりが笑えて来る。

 ダイダラボッチの巨人伝説は日本各地に残っているけんども、そんな語り伝えを残した古の人たちの想いが、よく解って来る。

 人間なんてチッチェ~生き物だ。

 苦労して田畑を耕して、農作物を育てておっても、地球の悪さひとつで吹っ飛んでしまってる。

 それでも人間はまた、そこで田畑を耕して農作物を作り始める。

 その厳しい大地の上でしか、生きては行けない生き物だから・・・。

 なんどもなんども同じ目に遭って、なんどもなんども諦めることなくコツコツと、同じ再生を続けてる。

 命の途切れるまでは、これは続いて行く真実だろう。

 ただそれは大雑把で良いんだよ。

 地球がまた活動期に入ってる現代、神経質に細かなことばかり目を向けてると、命の根源を見失う。

 そういう時代に合う生き方というものが、在る。

 大切なものはなにか? いらないものはなにか? 

 そういう価値観の再構築が、これからは大事なことになる。

 俺もまた、毎週のように日本の山や海で遊び呆けてる以上、どこでその命を終えるか? 解らないし、その時は俺の終わりだと、いつも胸に刻んで遊び呆けてる。

 それでエエんやで。

 なんども命の危機に遭い、なるようにしかならんわい! と両手を広げて天を仰ぐことを繰り返して生きてると、後悔や苦しい想いなどなくなって、いつも笑って居れるようになる。

 俺の命はあちこちに繋いで遺してある。

 オスとしての残った仕事や使命があるとすれば、なんだろうか?

 

 そんなことを考えながら、今朝もまた煩わしいメンドクサイ人間の世界で、周旋屋のお仕事を始める訳だ。


人類の自惚れと地球の冷酷な現実

2018-09-06 09:16:37 | 太陽系と地球の活動期

 

 気象予報や、地震予知の、学問としての歴史は浅い。

 紀元前の時代から、海で暮らし山で生きる日本人なんぞは、個々に地震予知や気象予報の方法を人から人へと口伝えに継承し、代々その言い伝えに経験による色付けを施し、また口伝えに継承しておった。

 ところが文章としてほとんどナニも残っていないから、現代の研究材料は少ないまんまだ。

 記録がナニも残ってないケースの方が格段に多く、またはその地域が全滅してしまってる場合もまた記録は無い。

 その土地その土地の言い伝えや、民話や昔話や、俳句や和歌やに残っておることは多いが、そんなもんは信じられないとばかりに研究の対象にはしていない。

 偉そうなことよ。

 だから詐欺やマヤカシを利用したゼニカネ儲けは、大繁盛のスピリチュアル。

 後進国や未開の原住民ならばまだ解るが、この現代でも素直に引っ掛かって信者になってる阿呆な日本人は多い。

 それこそ心の病だと言っても良い。

 現実生活で地球や宇宙を感じることが無くなると、そんなテイタラクになり果てる。

 画面の中、言葉と知識の中、創造と創作の中、嘘の上塗り、オツムも狂うがな。

 

 太陽系はこの10年くらい活動期に入って来ている。

 当然、その中に存在する地球も、活動期に入って来てる。

 地磁気に変化が起き、人類の言う北極と南極の極が逆転する時期もやってくる。

 地球のまわりを回り続けてる月も、そんな影響を受けている。

 月が地球から離れて行くときは、地球上の生命体の終わりだ。

 地球の自転速度が一気に加速する。

 そんな時代に、原子力発電だの、核兵器だの、地球の表層で蠢くだけの人類は、地球に刺激を与え続けている。

 そりゃ~なにが起きても自業自得だろう。

 中国の四川では、典型的な大型ダム建設による大地震が起こっているが、地中深くに刺激を加える天然ガスの掘削工事は我が国でも南長岡での大地震を呼び、明石海峡大橋の基礎工事では神戸大震災が起き、シェールガスの掘削工事ではアメリカの各地域で地震が頻発している。

 大雨・豪雨によって地震が起きることもある。

 強風で山が傾き、そこに豪雨によって大量の水が沁みてゆくと、それだけで地震が起きることもある。

 地中深くの出来事は、人類には解らない。

 だから罪にも問われない。

 ただ刺激を加え、誘発することは出来る。

 世界中の地震の2割以上が起こっているこの日本で、リニア新幹線の工事を行う。

 小学生でもこれから起こる災害については、解ることだろう。

 だから俺は、数年前から南北アルプスあたりの山々は、登ることを遠慮している。

 政治家や役人や、ゼネコンや大企業が生き残って行く為に、それらは止まることなく続いて行く。

 沖縄の米軍基地移転と、構図はおなじだ。

 そんな大きな企業に関わって、または給料をもらって生きてる国民は逆らえない。

 黙って見えないふりをしている。

 人類のゼニカネゴッコ資本主義が、宇宙や地球に挑んでいるようでもあるが、相手になぞされても居らん。

 それこそオママゴト、子供や若者たちはよく見ている。

 そんなあんたの老後が愉しみやな。

 

 人類の自惚れも、そろそろ木っ端みじんになるお時間だろう。

 机上の夢物語の時代から、現実優先の時代になる。

 当たり前のことなんだが、みなオツムに蝶々が飛んでるのよね。